検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:982 hit

No.7 (琴 side) ページ8

.









私が彼を好きになったのは入学式の次の日








入学して1日しか経っていないのに、授業中に体調が悪くなり保健室に来ていた

保健の先生は出張中らしく、誰もいない









ベッドに入ってもなかなか寝付けなかったそんなとき、ドアが開いて男の子が入ってきた









.







「……君、体調悪いの」


「う、うん…」






確かこの子は、隣の席の国見英くん

あんまり良く知らないけど、いつもだるそうな印象がある







「寝なくていいの?」

「うん、寝れなくて…」



寝たい気持ちはあるんだけどね。






「国見くんはなんでここに?」




「さぼり。」

「え」






へ、平然と何言ってるのこの子…!?

と思ったが



「そ、そうなんだー…」


とりあえず流しておいた









「ねえ、やっぱり寝た方がいいよ。」

と国見くん



「そ、そうなんだけどね…」



すると、不思議そうな顔をして



「何かあったの」



と聞かれた







「ううん、何もないけど、そわそわしちゃって。」

「ふーん。」





すると国見くんはベッドに近付いて私の手を握った





「安心して寝れるまで、ここにいてあげる」


ふわりと羽が舞うような優しい笑みを浮かべた国見くん








このとき









________私は恋に落ちた。









.









天然でマイペースな英くんにとっては、大したことなかったのかもしれない

本人ももう忘れてしまっている





でも、私は忘れられなかった


私だけに向けられたあの笑顔が。






だから、英くんと仲が良いAちゃんにも打ち明けた。



幸いAちゃんは英くんのことをどうも思ってないらしい。






それなら、私が英くんに振り向いてもらおう









私はAちゃんより、英くんが好きだよ。








.

No.8→←No.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 国見英及川徹 , 青葉城西   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もも | 作成日時:2017年11月19日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。