No.6 ページ7
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「A〜、おはよ。」
「おはよう。あき…
…国見。」
「…え」
次の日から、英
…国見を避けるようになった
「どうし…」
「国見くんっ」
「わっ…だれ。」
国見と私の会話を遮るように入ってきたのは白川さん。
「も〜、覚えてないの?白川琴だよ!」
「ごめん、忘れてた。」
それからというもの、白川さんはどんどん国見にアピールをしていた
授業の合間
「ねえA、ノート見して」
「国見くん!私のノートみる?」
休み時間
「A、お昼一緒に」
「国見くん一緒にお昼食べよー!」
そして放課後
「英くん、今日一緒に帰らない…?」
二人は今日一日で相当進展したようで、名前で呼び合うようにもなっていた
「え、いいけど…」
ちらっと私の方を見た国見
「いいよ。2人で帰りなよ。」
幸せになる二人を邪魔したくないし。
それを聞いた白川さんは
「やったー!英くん、2人で帰ろ?」
国見の腕にしがみついて嬉しそうにしていた
しかし国見の方はなんだか気に食わない様子で
「ちょっと、A。」
「また明日ね」
私は二人を残して早足で帰った。
国見の悲しそうな顔を見たら、胸が痛かった。
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作者名:もも | 作成日時:2017年11月19日 16時