テヒョン ページ29
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『はよー』
いつもの儀式は忘れたのかと思うほどにベッドの上でスースーと規則正しい寝息を立てながら寝ているテヒョン
『珍しいな、寝てんのか』
ベッドの淵に腰掛けてその寝顔を見ようと覗き込めば、少し顰め顔になる
ふっ、寝てると可愛いのになー。
『ほら、もう朝だぞ』
鼻辺りまでしっかり被せられている布団を軽く引っ張れば段々と下にずれていく
『疲れてても起きないと』
肩を揺さぶりながらそう声を掛けてもなかなか起きてくれやしない
いつもの彼からは想像出来ないもんで少し心配になってしまう
『キスしてやるから』
するとピクっと反応する眉毛、こいつは何でここまでキスが好きで良くしたがるんだろうか
『おーきーろー』
項垂れるようにその身体に覆い被さると、のそのそと動き始めるテヒョン
「…あー…ヒョーン…」
俺の背中にぼふっと置かれた腕からは微かにテヒョンの体温を感じ心が暖かくなる
『ん、おはよ』
「…んー…」
声を発するも此奴はさっきから1度も目を開けていない、閉じたままで俺の言葉に反応している
それ、起きてるって言わないからな。
「…んーん…」
俺に話しかけるようにそう唸るテヒョンの顔を見ると唇を尖らせている
…はあ、本当に此奴はアホだな。
『聞いてたのかよ』
コクコクと揺れる頭を見て、テヒョンはきっともう目は覚めているんだなと確信。
『わーったから起きろって』
パチッと目を開ければすぐに俺を捉えてお得意の笑顔をにまーっと見せる。
「おはよう！」
『よし、行くか』
ベッドから立ち上がれば後からはすぐに不満そうな声が聞こえてくる
きっと俺の言葉にも行動にも疑問が溢れて、納得いっていないんだろう。
『なに』
「ん」
口で言う訳ではなく、ただ唇を尖らせるだけでこれからを促してくる
『ほら』
自分の唇に人差し指の腹をポンッと押し当てて、すぐにそれをテヒョンの唇に押し当てる
「……え」
『満足か』
「これキス？」
『そうだけど』
「違うでしょ！」
『え、これだから』
「ちゃんとして！」
『ちゃんとしたつも』
「ちゃんとして！」
俺の言葉を遮って元気いっぱいにそう叫んでいる
ああ、マジでうるさい。
長く及ばないように短く音を立てながらテヒョンの唇に口付けすると嬉しそうににまにましていた。
「おっはよーヒョン！」
『おう』
単純そうに見えて単純じゃないお前の可愛いところは寝顔だけじゃないよ
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タンパク質(プロフ) - ヒョンラインの濃厚？なシーンをかいて欲しいです。 (2018年6月23日 20時) (
レス) id: e7d8c66711 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユキ(プロフ) - マンネラインとのイチャイチャシーンを描いてほしいです！無理なら大丈夫です！これからも応援してます！ (2018年6月19日 20時) (レス) id: f36464d92b (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - マネージャを退くのは悲しいので、ジョングク落ちでも、男主ハーレム落ちでもいいと思います！個人的には、男主がメンバー全員を愛する総攻めオチがいいです！ (2018年6月17日 12時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - ここは平和に落ちをつくらいというのはどうでしょうか？？もーかさんの作品永遠にみてられる気がするので日常のなかで７人に愛されるというのはどうでしょうか？？ (2018年6月16日 17時) (レス) id: c9f81a0240 (このIDを非表示/違反報告)
lie(プロフ) - 更新お疲れ様です。個人的には7人全員からの愛されがいいですが、ジョングクさん落ちでも堪らない感じ（語彙力）になりそうなので、作者様の思うようにやっちゃってください！！更新楽しみにしてます。 (2018年6月16日 17時) (レス) id: f672d0904e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もーか | 作成日時：2018年6月13日 19時
