ジャニスト メンバーにならへんか？ ２

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Aside


皆が去った後立ち尽くす私。
色んなことが頭をぐるぐる回る。




貴(しっかりしなあかん。動け。先生のところに謝らに行かなきゃ。動け動け。)




何度心の中で足に命令しても動かない。動けなかった。




大西「Aちゃ……」




一瞬ふらっと来てそのまま床に倒れ込んだ。




大西「Aちゃん？！」



流星君が来る前に中間さんが私の元へ。




中間「おい！A！おい！」




こんなに取り乱した中間さんを見るのは初めてやった。でもそれよりも今は私のそばに来て欲しくなかった。




藤井さんが私のズボンの裾をめくろうとした。



貴『やめて！大丈夫やから……おねがい』




私が大きな声を出したもんだからレッスン場は全ての練習が止まり、静まり返った。


Jr「嫌がってるじゃないですか〜笑笑」




そう。Jrの言っている事は合ってる。今は……皆さんが迷惑になる……




中間「そうやなぁ。君たちには分からんやろ？でもなA人一倍努力しとる。嫌がらせされようと怪我させられようと。」





え……？私は言ってないはず。ＷＥＳＴの皆さんには言ってないはずやのに。



貴『なんで知って……』




誰かがわかってくれてる。そう思うだけで安心して涙が出てきた。



貴『もう泣けへんって……決めたのに』




泣いていると中間さんが私を抱き上げてレッスン場を出ていく。その前に言葉を残していった。




中間「すみません。30分だけ下さい。」



その合図に合わせ皆さんもドアの前で深々とお辞儀をした。




その後は廊下を歩く音が聞こえた。誰ひとり喋らずただ私の泣き声を静かに聞いてくれた。

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