切り傷 ページ10
Aside
今日は私と望以外お仕事で家には二人っきり。
小瀧「俺部屋片付けてくる〜」
いつものウザ絡みを覚悟していると意外な言葉が聞こえたのでびっくりした
貴『めずらし！雨降るんちゃう……』
小瀧「そんなこと言ってええんかなぁ…」
そう言って後ろから抱きついてきたのんちゃん。
貴『わかった！わかったから！じゃあクッキーでも焼いて待ってるわ〜』
そう言うと望は張り切って2階へ上がって行った。
私は早速ボールを出してバターを練り始めた。
貴『久々やなぁ〜』
久しぶりに作るお菓子にテンションが上がってしまいケーキも焼くことに。
貴『よし！あとは焼くだけ……』
時計を見ると望が２階へあがってから２時間も経っていた。
貴『ん……？』
ふとリビングの方を見ると望が椅子の上に三角座りをして顔を埋めていた。
貴『のんちゃん？もう終わったんか？』
話かけても応答がない。
貴『のんちゃん？こっち向いて？』
そばまで寄り、ほっぺたを持ち上げると涙目ののんちゃんが。
貴『え？！！どーしたん？！』
小瀧「あのな……手ぇ切っちゃった。」
震える声でそう言う望の指を見ると深めの切り傷が。
貴『あらら……』
確か望血とか無理系何やったっけ？
流星から聞いたからなんとなく知ってたけどここまでとは……
私はすぐに救急箱を取りに行き、大きめの絆創膏を貼ってあげた。
貴『のんちゃん？いけるで？ほら！もう絆創膏貼ったから！な？』
いつも騒がしい望が静かにしゃべりだした。
小瀧「ありがと……。あのさ？一個だけお願いしていい？」
貴『なに？』
小瀧「抱きしめて、大丈夫ってして欲しいな……」
いつもなら断るけど今日は特別に椅子に座ってる望を包み込むように抱きしめてあげて頭を撫でながら言ってあげた。
貴『大丈夫。大丈夫。』
望はぎゅっと抱きついてきた。
藤井「ただいま……って！なにしてんの？！」
そこをたまたま帰ってきた流星に見られて大騒ぎ。
貴『ちゃうちゃう！これには理由があって！』
流星は話も聞こうとしないで帰ってきたみんなに言いふらしまたもや大騒ぎになった……。
貴『ちゃうねんって……』
その後望の一言で更に大騒ぎになった。
小瀧「ええやろ？暖かかったわぁ〜」
次から絶対だきしめたれへんねん！！
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のんた(プロフ) - これで終わっちゃうんですか？...また、続きが見たいです❣ (2021年9月27日 2時) (
レス) id: a36f8c619f (このIDを非表示/違反報告)
るぅ桐(プロフ) - あんずさん！Twitterアカウントだけ作成してさっき送ってみましたァ？来ましたかね？ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 7c9858e2f8 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 未来さん» いえいえ！これからもお話続くんで引き続き応援してく頂けると嬉しいです (2017年4月17日 19時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました！ (2017年4月16日 21時) (レス) id: 138fdceecf (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ほんとですか？ありがとうございます (2017年4月16日 19時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2017年3月19日 23時
