黒服のＷＥＳＴくん 2

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Aside


望が店にこなくなって3日が経った。



貴『のんちゃん……』



重岡「心配屋のぉ……。」



これまで無断欠勤なんか一回もなかった望。絶対何かあったんやろ。



中間「A？ちょっとええか？」



私は中間さんに呼ばれた。




貴『なんですか？』



中間「小瀧のことやねんけど、あいつからなんか聞いてへんか？」



中間さんには何か事情話してると思ったけど……




貴『分からないんです。けど一つだけ言えることがあります。桐山さんが襲われた次の日から来なくなったのは何か意味があるんじゃ……』




中間「Aちゃんまで知らんとは……わかった。また常連さんとかにも聞いてみるわ〜」




この所お客様も減っている。まぁそれもそのはず。キャストが今回の件で続々と辞めていってるから……。




貴『はぁ……』





私は自分が何をしていいのか分からへんくなった。店を続けたい。そう言ったのは私やのに……。



萩花「Aちゃん！どーしたん？元気ないやん」



落ち込んでる私を励ましてくれるのは萩花さん。キャストがやめていく中Rainbowに残ってくれてる。



貴『いや……小瀧がいなかったら寂しいなって。私何をしていいかわからんくなってきた。』



萩花「小瀧君か……。どこにいるんだろうね。」



貴『私が続けたいって言ったのに……』




萩花「……」



貴『……ごめん。暗い話して。私そろそろ上がるね…』




私は萩花さんの前を立ち去った。
私はまだ知らん。この時萩花さんが、何を思っていたかなんて。


萩花「何をしていいか分からへんか…。やめればいいのに。努力することなんて」

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