黒服のＷＥＳＴくん 2

・ ページ16

藤井side


次の日りりかはいつもより遅れて出勤してきた。



藤井「りりかが遅れるなんてめずらし〜」




りりか「ちょっとな……」





その時はりりかの反応にはあまり気にしてへんかったけどりりかは隠してた。




りりか「流星……？あのさ」




藤井「ん？どした？」




りりかが俺に話しかけ喋ろうとしているまさにその時……




黒服「藤井くん。７番テーブル早く。」




前りりかに絡んでいた先輩黒服に呼ばれた。




藤井「りりかごめん。また後でな」




そう言ってりりかの前を後にし、テーブルの片付けにかかった。




藤井「ふぅ……」


そーいえばりりかの話聞かな〜





片付けが終わり時間が出来たのでりりかの元へ。



藤井「りりか〜？さっきの話……」




りりか「いゃ……忘れて〜笑笑」




不自然に思えたけど俺は深追いしなかった。






次の日……りりかは無断欠勤をした。





藤井「りりか……」




俺は不安で不安で仕方なかったので仕事が終わるとりりかの家を訪ねた。




ピンポーン……




りりか「……はい」



藤井「りりか？流星やけど？いけるか？」




りりか「りゅせ……ごめん帰って。」




りりかは冷たくそう言い放ったけどここで引いたらあかん気がして……




藤井「りりか……？お前に何があったかは知らんけど、ほんまは助けて欲しいんちゃうんか？」




りりか「……」





藤井「俺でよかったら話聞きたいねんけど……」




りりか「りゅーせ。りりか……もう無理かも知らん。」




インターホン越しやったけどりりかが泣いているのがわかった。


藤井「入ってもいい？」




りりか「うん……」



りりかは鍵を開けてくれ中で話を聞くことに……

・→←藤井の過去

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す