黒服のＷＥＳＴくん

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Aside

あぶないあぶない…桐山さん鋭い……


貴『っててて……』



氷を頬に当てるけどヒリヒリと痛む。



顔だけは流石にやめて欲しいな……


ガチャ……


誰か来はったのかな？


中間「ただいま〜」


あー。中間さんか


コンコン……


中間「Aちゃん？おる？はいるよ？」



なんだろ……

貴『は、はい！』


てか！氷隠さなきゃ……


中間「ん？今何隠した……？」


貴『いえ……なにも！』


中間「まぁええけど……あ！あのさ、神山君やねんけど……」



貴『は、はい！』


中間「あの子と知り合い？同級生なんやって？」


貴『？！なんで知ってるんですか？』



中間「面接来た時に履歴書に書いてる年齢と見た目がかなり違ったからさ、話聞いたらAちゃんの知り合いって……」



神ちゃんそんなことまで言うたんか？！



貴『すみません。あの……この場合神山はクビなんですか？』


中間「その事やねんけど、人たりひんかったしあの子よく動いてくれるからこれからも使おっかな？って」


そうなんや……


中間「で！Aちゃんはどう思う？」



貴『どう？って……言われましても…』


中間「やりにくくない？」



貴『まぁ……大丈夫ですよ？』



中間「ほんまに？よかった。あ！もちろん、他人のフリしてな？」


そりゃもちろん！知り合いって分かったらほかのキャストに何言われるか分かんないしね。


貴『はい！』



中間「あと……」


ふと頬に触れられて



中間「痛かったやろ……？しっかりひやしときや？辛い事あったら言うんやで？」


そう言い残して更衣室をあとにした中間さん。


貴『……え？』




なにが起ったかは分からなかったけど……


中間さんは気づいてるんだ。とだけ分かった。

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