黒服の怒り。 ページ37
Aside
お店が開いてから1時間が経っていた。
相変わらずキャストさんからの視線はきつく、いつもに増してピリピリしていた。
キャスト1「あれ？なんで来てんの？もぉこんくってええのに。」
横を通る時にそう言われた。
貴『負けるもんか……』
いつもなら挫けそうになることも黒服の皆さんが見てくれていると思うと戦えると思ったし我慢できた。
�霤帖�Aさん。こちらへ。」
私は指名を貰って席についた。
貴『こんばんわ……って、また来てくださったんですか？！』
お客「まぁね♪」
それは元々ほかのキャストのお客様だったけど、私に指名を変えてくれたお客様だった。
お客様「なんだか、前は元気無さそうだったから。」
貴『すみません……』
顔に出てたんだ……
お客様「でもよかった！今日は清々しい顔してるよ？」
貴『ほんとですか？ありがとうございます♪』
何回も指名して下さるお客様にはとても感謝してる。もちろん、このお客様にも。
貴『今日は何飲みます？』
お客様「そーだね……」
お客様との会話は前よりも弾み、延長も入れていっぱい話した。
貴『また来てくださいね？？』
お客様「明日も来ようかな〜」
貴『お財布と相談してくださいね笑笑』
お客様を見送ったあと店内に戻ろうとするとキャストさんに喋りかけられた。
キャスト1「前殴られたの忘れたん？」
貴『わ、忘れてなんかないです。』
キャスト1「今日はまた楽しそーに喋ってたな」
貴『お客様を楽しませるのが私たちの仕事です。』
キャスト1「綺麗事ゆうなよ！」
キャストさんが手を挙げた。
貴(殴られる……)
そう思って目を瞑るといつまで経っても殴ってこない。
恐る恐る目を開けるとそこには……
貴『神ちゃ……神山くん？！』
頬を殴られたであろう神ちゃんが私を守るようにして立っていた。
神山「ふーん。こういう風にAの事も殴ったんや。」
キャスト1「っ……何であんたがここにいんのよ！」
神ちゃん……？
神山「なぁA？俺は守れたかな？」
神ちゃんはじっと私を見つめてきた。
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MOE - はじめまして。黒服のWESTくんの１の方を読みました。WESTのみんながめっちゃカッコよかったです！これからも更新頑張ってください! (2017年8月17日 9時) (
レス) id: 6747fb6280 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - フジさん» 何話ですか？教えてくれれば消します (2017年7月17日 8時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
フジ - あの…同じ内容の話があるんですけど…？ (2017年7月15日 23時) (レス) id: f3bdf83b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2017年2月28日 21時
