ジャニストで妄想 短編集

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Aside



貴『いててて……』



朝から頭が痛い。多分昨日髪の毛を乾かすのをめんどくさがったからや……




すずね「A？どしたー？」




移動教室に向かう途中に激しい痛みが頭を襲う……




貴『ん……ちょっと頭痛いだけ〜』





すずね「大丈夫……？顔色悪いし」




あかん…話してるすずねの顔がぼやけてきた…




すずね「A……？お……お〜い……？」




すずねに名前を呼ばれたのはなんとなく分かったけどその後意識がなくなり、目覚めると知らんベッドに寝かされとった…





貴『ん……痛た……』



目覚めてもなお治まらない頭痛……





神山「お……起きたかなぁ〜開けるよー？」




カーテンが開き立っているのは白衣姿の神山先生。




貴『私……』




神山「確かAちゃんやんな？すずねちゃんがAが倒れたァ！って呼びに来てくれてさ〜」




貴『すずねが……？』





そう言えば移動教室に向かうときが頭痛のピークだったなぁ……





神山「熱はかる？」




神山先生にそう聞かれたけど……私は体温計が嫌いで……




貴『や……ダイジョブです…』




かるーく、拒否すると



神山「わかった！体温計嫌いなんやろー？」





貴『うっ……』




怒られるかなあ？と思って恐る恐る顔を見ると神山先生はニコッと笑って





神山「わかる！俺もあんまり好きじゃない！だからいい方法があるねん！」




そう言ってベッドに近づいてきて私よ前髪を細い指でかきあげ、神山先生のおでこを私のおでこに……




貴『ひゃ……』





神山「ん……結構熱ありそやなぁ…あれ？また顔赤くなってきた？！」




貴『あはは……』



それはあなたが近いから！！！





神山「親御さんに連絡しよか……？」



貴『あ……私の家2人とも共働きで2人とも海外行ってるんです。なんで私ひとりで帰ります……』




神山「そーなん？でも熱結構あるし……わかった！俺が送っていったる！」




え？！神山先生が？


貴『そ、そんな悪いですよ…』





神山「授業終わるまでここで寝とけばええし…な？」




神山先生は綺麗な瞳で私のことを見つめてきた。




貴『じゃ、じゃあお願いします……』




神山「じゃあ決まり！授業終わるまでもうちょいやから大人しく寝ててな？」



そう言うと神山先生はカーテンの奥に消えていった……



貴『帰り……緊張するなぁ〜』

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