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小瀧side
俺が�陲舛磴鵑紡个靴届箪�えるタイミングに顔を見ると、いつも朗{ほが}らかに笑っている�陲舛磴鵑隆蕕蓮⇔泙任阿靴磴阿靴磧�
小瀧「うっ…ゴホゴホ…」
この前までほんとあと少しだけしか残されていない時間を俺は何に使うか考えていた。
小瀧「俺は、最後の時間をAちゃんに使いたい。」
貴「私…?」
小瀧「そう。俺は君を一目見た時からなにか感じてた。優しい空気をまとったAちゃんに。」
俺はゆっくりゆっくり話し始めた。
もう、焦る必要なんかない。そう分かったから。
貴「小瀧く…」
小瀧「俺は今までいろんな病院を転々としてきた。そのなかでAちゃんの他にもお隣さんおったよ？けど、みんなすぐいなくなる。この理由わかる？」
貴「みんな…次々に…」
小瀧「そう。俺より先に行っちゃうねん。俺は怖かった。次は俺や。次は俺や。そうやって思ってきた。怖くて、辛くて。」
小瀧「朝、隣見たらな？昨日おったはずの子がおらんねん。誰もなんも言わん。けど、ベッドが片付いていくの見ると、そうなんやなって。」
貴「…」
小瀧「でもAちゃんは違うかった。朝起きても、笑顔でおはようって言ってくれる。目が見えない。そんな状況でも笑っててくれた。」
言おう。決めたんやから。
小瀧「今言うタイミングなんかは分からへん。けどな？俺はAちゃんが好きです。」
貴「嘘…」
ちらっとAちゃんを見ると、頬を赤らめて驚いている。その姿でさえも愛おしい。
小瀧「Aちゃんの手助けができて、ほんまに嬉しかった。Aちゃんの笑顔を見るだけで、病気の怖さなんて忘れることが出来た。」
小瀧「でも…もう今は、抱きしめたくても抱きしめられない。車椅子を押してあげられない。Aちゃんを支えることでさえ、できひんくなった。」
ちらっとAちゃんの顔を見ると一筋の涙が。そう言えばAちゃんが泣いてるところを見るのは初めてやった。
小瀧「そばに行きたくても、もう駆け寄れない。こんな無力な俺の最後の願いを聞いてほしい。」
俺の最後の願いは…
小瀧「俺に抱きしめさせてください。」
俺は手を広げて優しく笑った。
�陲舛磴鵑�素早く動き、Aちゃんを誘導してくれて、俺のすぐ近くまでAちゃんがやってきた。
小瀧「Aちゃん、大好きです。」
俺はAちゃんを強く抱き締めた。
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神山恋(プロフ) - 寝る前に読んだら涙が止まらなくなりました！ww大号泣！！感動しました！ありがとうございます！！これからも楽しみにしてます！ (2018年3月27日 23時) (
レス) id: 75eaf3375c (このIDを非表示/違反報告)
suger(プロフ) - あんずさんの作品をやんでほとんどの作品で泣いてます。笑 これももちろん号泣でした、(T_T) 最高すぎます(T_T) (2018年2月23日 23時) (レス) id: 03dda3774f (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - のんななさん» ありがとうございます！他の作品でも色々書いているので良かったらお立ち寄りください！ (2018年2月18日 17時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
のんなな(プロフ) - 途中から涙腺やばすぎました。ほんとにほんとに泣きました！こんなにいい作品ありがとうございます!!他の作品も新しい作品も更新楽しみにしてます!! (2018年2月12日 12時) (レス) id: b004e3ed3d (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 魚座さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです。初めてこういう系統のお話を書いて、正直不安でしたがコメントいただけて自信つきました！こちらこそ、この作品に出会ってくれてありがとうございました！ (2018年2月5日 1時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんず
| 作成日時：2017年12月26日 2時
