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幸せな作り置き ページ5

Aside


神ちゃんが帰った後、コーヒーのカップを洗い、冷蔵庫になにか貼ってあるのに気づいた。



貴「なにこれ..」


張ってある物の正体はメモ。
そこにはガッツリ神ちゃんの字で、
「ほっといたらなんも食べへんと思って、色々作っといた。いっぱい食べておっきくなれ!」
と書いていた。



貴「神ちゃんらしいな〜笑」



そう独り言を呟きながら冷蔵庫を開けて驚いた。




貴「私の好きなものばっかり…」



冷蔵庫一杯に神ちゃんの手料理が並んでる。それも私の好きなものばっかり。
しっかり栄養も考えられてるし、保存のきくものもある。




貴「頑張ってくれたんだ…」



一生懸命に料理を作る姿を想像すると、自然と笑顔がこぼれる。私が帰ってくる前に全部作ってくれたんだって。



貴「よしっ。私も勇気出さなきゃ!」




勢いよく冷蔵庫をとじて、部屋の片付けをすることに。





ブー…ブー…



ちょうど掃除が一段落した頃、私のスマホが鳴った。



貴「ん〜?」



通知を見ると、【大毅】の文字が。




【退院おめでと。俺も行こうかと思ってんけどさ、小瀧誘ってくれへんかってん。ひどいと思わん? まあええねんけど…んでさ?明日ちょっとはよ来て欲しいねんか?よろしくな〜】



貴「でた…。このしげのメール特有、絵文字が無いって言う。感情読み取られへんねんな〜…」





貴【了解。ps 望がしげ誘わんかったのは、うるさくなるからやと思うで笑】



そう送信した後気づいた。



貴「あ、大事な話って…多分あれやんな。」



あの時あやふやにされた、告白のこと。
ちょうど私も話したいことあるから、了解だしたけど…



貴「ちょっとだけ…気まずいな。」

あやふやに→←作者より



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れのん - 過去最大に面白いです! (2018年4月4日 20時) (レス) id: 74ee8fcdf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんず | 作成日時:2017年12月23日 18時

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