ヴァンパイアＷＥＳＴ Happy End

エピローグ ページ39

Aside




貴「大吾〜？行くよ！遅刻する！」



西畑「あ〜！もう分かったから！走るで！」




あれから2年。私たちは同じ大学に通っている。小、中、高、大……ここまで行くと幼馴染というか腐れ縁だ。



貴「……ほんとにやばいよ？！時間…………あ〜！もうしゃーない！あの道通るよ！」




西畑「え？！あの道？！もういいの？！」




貴「仕方ないじゃん！遅れるよりマシ！」




そういって、私たちはあの屋敷の前の道を通ることに。
あの日から……あの道を通ったことはすごく少ない。1、2回程度しかない。




貴「せっかくだし……挨拶してく？」



西畑「え？！なんの？時間ないのに！」




貴「いいじゃんか！ほら！」




え〜……と気が進まない大吾の手を引いて行き、あの屋敷の前へ。
二年前と何も変わらない。だけど目の前に立つと二年前の記憶が昨日のように思えてくる。




貴「よし！いってきます！……ほら大吾も！」



西畑「いってきます……聞こえてるのかな…」




貴「なんか言った？！」




西畑「いや……って！時間！ほんとにやばいって！」




時間を見ると、8時……8時半には学校に付いてなきゃいけない……。。




貴「よし……走れ〜〜！！」



強い日差しのてるつける中。私たちは屋敷を背中に学校へと走り出した。

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