黒服のＷＥＳＴくん 3

・ ページ3

重岡side


重岡「藤井萩花……」


俺の頭の中は藤井萩花の事でいっぱいやった。Aを泣かせたやつ。それに……小瀧はなにしてるんや？Aが泣いてるねんで？




小瀧「しげ。」



重岡「望……？」




望の後ろのほうには萩花がこっちを見ていたようやけど俺が見てるのに気づいてどこかに消えた。




小瀧「しげあのごめ……」



ゴッ……




俺は望のことが許されへんくて……
1発だけ殴った。



小瀧「うっ……」



重岡「俺のことも一発殴って。」




小瀧「おう。」



ゴッ……





小瀧「ごめんな。」



重岡「ごめん。」




俺達は拳だけでいい。なんも言葉なんかいらん。ただ俺はAの事だけは伝えたかった。




小瀧「萩花にか……」



小瀧はなんか知ってるようやから多分今もAがおるであろう裏口へ行くように言った。




小瀧「ありがと。あとさ……」




重岡「なんや？はよ行ったれよ」




小瀧「藤井萩花には気をつけろ。」





そう言って望は裏口の方へ走っていった。
藤井萩花。やっぱりあいつは何かある。そして今までの望の行動は嘘。




重岡「中間さん。ちょいいいっすか？」




俺は兄組に話すことに決めた。

・→←自分の意思

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す