複雑な想い。 ページ20
藤井side
望から電話があった次の日、俺はいつも望と話す時使う喫茶店に来てた。
小瀧「流星!」
藤井「望!」
俺はコーヒーを頼み望も同じものを頼んだ。しばらくお互いの仕事の話をした後話を切り出してきたのは望の方からやった。
小瀧「俺が流星の事呼んだのには理由があるねん。」
藤井「なんや?」
望は少し迷ったようにコーヒーを飲んだ後、ゆっくり話し始めた。
小瀧「俺……。Aの事好きになった」
藤井「おん……」
小瀧「分かってるねん。黒服とキャストの恋愛は御法度やって……。」
望は俯いて話す。
Aちゃんを……か。
藤井「それで?誰かに言ったんか?」
小瀧「同期の重岡ってやつ。後は俺のちょっとあとに入ってきたけど同期みたいに仲良くしてる神山ってやつに話した」
藤井「その2人はなんて言ってたん」
小瀧「神ちゃんは…「黒服とキャストの恋愛は御法度やで。」って言って出ていった。しげは分からん。」
1人は反対でもう1人は不明か……。
藤井「それを俺に相談してどうしたいんや?」
小瀧「今はどうするってわけじゃない。目の前にある問題を解決しなあかんから。」
目の前にある問題……それは秋花のことやろう。Aから相談受けてたしまだ解決してないっぽいし。
藤井「で?お前は付き合いたいんか?」
小瀧「Aを幸せにしてあげたいねん。その気持ちはあるけど…」
望の言いたいことは分かった。好きな事も、幸せにしてやりたいってことも。
藤井「分かった。でも、今の俺にはなんも言われへん。頑張れって言ってやりたいけど関係性がな……。」
俺がそう言うと望はやっぱりな。って感じやった。あいつも分かってたんやろう。反対されるって。
藤井「でも、俺がひとつ言える事はAを守ること、幸せにすることは付き合うとかだけじゃないんちゃうか?今は目の前の問題だけに集中し。」
俺はそれだけ伝えると伝票をもって喫茶店を後にした。煙草に火をつけ昼の街を歩く。
藤井「そろそろ暑いな……」
俺はジリジリと照りつける太陽を避けるかのように路地へと入った。
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ゆな(プロフ) - あんずさん» はい。更新頑張ってください (2017年12月2日 14時) (レス) id: 357f497189 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ゆなさん» いえいえ!心配してくれてありがとうございます!!これからも更新頑張りますので、どうか完結まで宜しくお願いします! (2017年12月2日 14時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あんずさん» そうでしたか。しつこく言って、すいません。 (2017年12月2日 12時) (レス) id: 357f497189 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ゆなさん» レス遅くなり申し訳ありません!!コメントありがとうございます!テスト期間に入っていてなかなか更新できませんでした…申し訳ありません。ご心配お掛けしました!! (2017年12月1日 14時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - あんずさん» 体調大丈夫ですか?もしなにかあったら教えてほしいです。私達はあんずさんの事がすごく心配なんです。(照) (2017年11月30日 20時) (レス) id: 357f497189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2017年5月10日 16時