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過去のお話6 ページ25

貴方side


私は紅一点という事でだんだんと東京での仕事も増えていった。


それを関ジュのみんなは自分の事のように喜んでくれた。

それが嬉しくてもっと仕事頑張ろうって毎日頑張れた。く


なのに…



ジ)「A、紫耀と廉と東京に移動しなさい。」


結)「えっ…」



なんで、なんで…

なんで関西におったらアカンの?

関西の何が悪いん?

東京行ったところで何になるん?



言いたかった言葉は全て言葉にならずに飲み込んだ。



確かにその3人での東京の仕事は最近増えてきたと思っていた。


誰も口にはしないけど薄々気づいていた。




なんで7人で東京行くのはアカンのに3人で行くのはええのかな?




そんな心の中のつぶやきは誰にも届くことは無かった。



東京への進出を考えておく様に言われた日から私は明らかに無気力だった。


やる気も出ない。やりたいとも思えない。




そんな火が続いたある日、意外な人に私は呼び出された。


室)「A、ちょっとこの後空いてる?」


龍太くんが誘うなんて珍しい。


そう思いながら


結)「何もない、空いてる。」


と少し無愛想に答えた。


龍太くんとは何も話さなくてもお互いの事を分かっていた。

そんな関係が心地良くって、心の支えだった。



そんなシンメの龍太くんが連れてきてくれたのは個室の焼き肉屋さんだった。


結)「なんや、龍太くんらしくないなー!こんな高級なところ龍太くんには似合わんで〜笑」


久しぶりの二人っきりという空気がその頃の私には耐えられなかった。



龍太くんは何も喋らずに私の目をずっと見ていた。


結)「ちょっ、なにー?笑 恥ずかしいねんけど笑」


誤魔化して目をそらしメニューを取ろうとすると、



パシッ



結)「ちょっと、なんなん龍太くん。離してや。」


龍太くんに腕を掴まれていた。


龍太くんは私の手を離してくれなかった。




室)「なぁ、A隠してることあるやろ。」


結)「あははー、末澤と付き合っとるとか?笑」


室)「ふざけんどいて。」




あぁ、ダメだ。私このままだと感情が抑えられなくなっちゃう。



結)「うちはいつやってふざけてへんってー笑」


一生懸命話をそらそうとしても龍太くんは手強く、なかなか話はそれなかった。


室)「なぁ俺の事もっと頼ってや…」



龍太くんのその一言に私の中の何かが切れた。



____

次回更新評価75です。よろしくお願いします。

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綾菜(プロフ) - おわぁぁまさかM!LKのはるきが入ってるとは!!!!み!るきーずなのでめっっちゃびっくりしました!!! (2020年1月12日 3時) (レス) id: cf4754096e (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - 本当の気持ちのとこで、東京に来た日の部分で関西から来てるのに東京に戻れっておかしくないですか? (2019年5月20日 15時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ホーメーションじゃなくて、フォーメーションですよ!! (2019年5月20日 15時) (レス) id: 1b60a2d7db (このIDを非表示/違反報告)
平野らむね(プロフ) - 濡れおかきさん» もしかして、自担伊野尾さんですか?実は私が昔伊野尾担だったため、伊野尾くんの誕生日を使わせていただいています!笑 (2018年6月2日 13時) (レス) id: 3d759db775 (このIDを非表示/違反報告)
濡れおかき - 入所日6/22?自担の誕生日や!! (2018年6月2日 12時) (レス) id: 9bb880546e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:平野らむね | 作成日時:2018年1月20日 9時

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