最強無敵のお姉様！続 (ページ7)

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第56編ページ7

「って思ってたらこれだもんなァァァ！！あのセリフがダメだった！完全なるフラグだったじゃん無理！今やり合ったら本当に死ぬってぇぇ！！！」

「待てや三橋Aぇえぇぇ！！！！！！」

一体何が悪かったのだろうか。お姉ちゃんバイトして帰ってただけなのに！なんでアイツこんな夜の街彷徨いてんの！？生徒指導のつもりですか！1番通報されそうな顔面してるくせによォォォ！！！

「くっそ、あの筋肉ダルマ図体の割にそこそこ早いのめちゃくそムカつくな」

「三橋Aぇぇぇぇ！！！！！」

「でっかい声で叫ぶんじゃねえ！今何時だと思ってるんですか！？近所迷惑でしょうが！！！ってそこの開久ーズ退いてくんない！！？？」

「アア！？」

ドンッ

結構な勢いで走っていた私は智司君によって強制的に受け止められる。いやよく停められたな、鳩尾に頭突きかましたみたいになったけど大丈夫？ああそう…

「つかふざけた名前で呼んでんじゃねえぞA！」

「いやごめんって猛ちゃん、でも今それどころじゃなくって……」

「追いついたぞ、三橋A…ちょこまかちょこまか逃げ回りやがって…！」

「待って無理これ死んだ」

一気に顔が青ざめた私を隠すように智司くんと猛ちゃんが前に出る。もしかして庇ってくれてる？めっちゃごめんお姉ちゃんも頑張るから…

「大人しくしてろ」

「あ、はい」

ものすごく怖い顔で言われたので大人しくすることにした

「お前らは開久の連中だな…？坂本先生の平穏を脅かすつっぱり共め。その女を差し出せば今だけは見逃してやってもいいぞ」

「誰が渡すかよ」

そう言って走り出す智司くんが剛田に一撃を食らわせる。けれど剛田は人間やめたミュータントなのでタフさもパワーのケタ違いだ。
このまま戦っていても申し訳ないけど多分勝てない…どうするつもりなの？と思っていたら猛ちゃんが目くらましをぶん投げた

「オラ、逃げるぞ！！！」

もろに食らってしまった剛田が一人でなにもない空間をずっと殴っているすきに、猛ちゃんに腕を惹かれて逃げる。君よくそんなの持ってたね、四次元ポケットでもついてんの？

「ふざけたこと言ってんじゃねえよ」

「あはは、ごめんごめん、助けてくれてありがと」

「…おい、あれヤクザの剛田だろ。お前何したんだよ」

開久ーズたちの視線が突き刺さる。全部私に原因があると思うのはよくないと思います！