最強無敵のお姉様！続 (ページ22)

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第71編ページ22

「Aさんは、相良くんと片桐くん、どっちのことが好きなんですか！！！！？？？？？」

「いやいや待って？お姉さん今年で22歳になるんだぜ？10代の男子高校生に手だしちゃ社会的に色々死んじゃうよ…」

「「「はあ！？22歳！！？」」」

まってめちゃくちゃ傷ついたよ今
お姉さんのガラスのハートがﾊﾟｧｧﾝｯてなったよ今

「パッと見全然タメに見えるから問題無さそうっすけどね」

「馬鹿、明美！失礼だろ」

もうお姉さんの心はズタボロなのにそこにサラッと追い討ちかけちゃう明美ちゃんのそういうハッキリとしたとこお姉さん好きだよ…うん……

「いやまあ、童顔だという自覚はあるから色々頑張ってるんだけど…。」

「確かにAさん服装は大人っぽいですもんね」

ははは、服装“は”かぁ…。背伸びした服着るの辞めようかな……

「で、でも！私は、片桐くんとAさんとってもお似合いだと思います！だってこの後もお迎え来てくれるんでしょう？」

「うん、来てくれるって言ってたけど」

「いやいやでも、相良だってなかなかでしたよね？京子さん！」

「あの狂犬がAさんの肩抱いてデレデレしてたのはドン引き通り越して恐怖レベルだったもんな」

猛ちゃん、恐怖って言われてるよ
君京子ちゃんになにしたの？？

「よくあんな危険なふたりを手なずけましたよね」

「明美ちゃん、そんな犬みたいな言い方…」

「確かに！あの二人女の子とか興味無さそうなのに！」

「一体何があったんすか？」

「……それがよくわかんなくてさあ」

「は？」

「私も、私の何がいいのか自分でもよくわからなくて。どこが好きなの？って聞いてみたら揃って覚えてないならいいとかはぐらかしやがる……」

「覚えてないなら…ってことは昔の話なのかなあ」

「私あの子達と初対面なんて開久に囲まれて喧嘩売られたのがはじめてだったし、それ以前にあった記憶なんて無いんだけど……」

「……謎っすね」

「謎だな」

「ものすごく謎」

「うーん……」