最強無敵のお姉様！続 (ページ17)

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第66篇ページ17

「ふざけんじゃねえぞ！気が変わった、お前もこの件が済んだらあいつらと一緒にぶっ殺してやる！！」

「やれるもんならやってみろばーか」

「くそがァァ！！」

ブチ切れたリーダーの男に殴られたせいで私の体はロッカーに叩きつけられた。けが人には優しくしろよコノヤロー。何処も彼処もめちゃくちゃ痛いんだぞふざけんな

「や、山岡さん！あいつら本当に来ました！」

「やっと来たか…さんざん俺をコケにしやがって片桐、相良……！」

「はは、あんたらもう終わりじゃん？」

「口が過ぎるのも考えものだなァ？クソアマァ！！」

「ぐっ！！？ｹﾞﾎｯ､ｺﾞﾎｯ！！」

嘘だろこいつ傷口蹴り上げやがった鬼か！？鬼畜じゃねえかばかなの！？流石のお姉さんでも死にます！待ってなにこれめちゃくちゃ痛い！！！！

「んじゃ、楽しいショータイムと行こうじゃねえの」

その言葉が開始の合図のように、校内に怒号が響き渡るのだった

△▽△▽△▽△

side第三者

酷く一般的な教室に、椅子や机が必要以上に乱立したその部屋に男はいた。人質の少女の首にナイフを突きつけながら、周囲を子分たちに警戒させ、今か今かと憎き相手の姿を待つ

ｶﾞｯｼｬｧｧﾝ!

もはや破壊音に近い音を出しながら入口の扉が開かれた。

「待ってたぜぇ……片桐智司」

「さっさとそいつを返してもらおうか」

入ってきた片桐の表情は、いつもの数段鬼気迫る迫力に子分たちの武器を握る手に力が篭った

「おいおいアンタがまさかこの件の主犯だったとはなァ？そんなことできるタマだった思いもしなかったぜ？山岡さんよ」

片桐の背後から現れた相良はアンタがそんなことできるタマだったとはなとせせら笑う。……否、その目は一切笑ってないが

「お前もよくここまで来れたじゃねえかあ？この子犬ちゃんがよォ」

「その子犬ちゃんにハメられて大黒に転校させられた男がよく言うぜ」

「舐めた口聞いてんじゃねえぞ！！…下手なことした瞬間こいつはお陀仏だ。大人しくフクロにさせてもらうぜ」

ナイフを突きつけられるAの額には脂汗が浮いており、腹部の包帯には血が滲んでいる。
その表情は苦しそうで、片桐はさらに拳に力を込めた

「てめぇ……！」

「そんな怖い顔すんじゃねえよ …やれ」