０１_CONFESSION ページ3
夏休みが明けて新学期が始まった
初日という事もあり、今日はお昼前の３時限で学校は終了。
部活があるのは運動部のみだから文化部の生徒、引退した生徒は全員帰宅済み。
校内に残るのは職員だけだ
そんな中、私は我が教室に向かって爆走していた
｢こんな日に鍵教室に忘れるとか、｣
本当ありえない。
仲のいい親友と世間話しながら帰って、
別れて家についてから鍵がないことに気づいて、
そういえば今朝のＨＲで机の中に適当に突っ込んだ事実を思い出す。
何やってんだ、今朝の私！！
往復１時間弱の時間を返してほしい。せっかく家に帰ったらゴロゴロしようって決め込んでたのに…
できることならＨＲ中の私にアイアンクローをぶちかましてやりたい。
そんな事を思いながら、目指していた『３年８組』というプレートを確認して教室に入った
「あ、あった」
教室窓側最後尾。
太陽光を浴びてほんのり暖かくなった机の中から、鍵を取り出す
これでやっと帰れるんだ…っ！
家に帰ったら何をしよう。ゴロゴロするのもいいけど、小説の続きも気になる
溜め込んだまんまの録画ドラマを見るのもいいな、
考えるだけで思わず足取りも軽やかになる。
自分で言うのもあれだけど、すごく単純なんだと思う
思わず通過する教室に下がっているプレートを読み上げていく。
校内には誰もいないから恥ずかしさは感じない！！
「３年４組――３組――２くみ――……ん？」
いない、はずなのに
ふと立ち止まった３年２組の教室から、微かな話し声が聞こえてきた
『―――好き、です』
『ごめんなぁ…気持ちは嬉しいんやけど、今は勉強でいっぱいいっぱいやねん』
『そう…なんですか
もしかして、村雨さんと付き合ってるとか…』
『ハハ、あらへんよ。苺は大切な仲間や』
『そうでしたか、なら良かったです。
すみませんでした、それからありがとうございます』
『こちらこそ、おおきにな』
バン、と激しい音を立てて、涙目の女の子が教室から飛び出してきた。
きっと今３年の誰かに告白した女子生徒だろう
あんな可愛いのにもったいない…
こんな場面に遭遇した私もついてない…
「でも、」
ここで遭ったが何かの運
可愛い後輩ちゃんを振ったバカを拝んでやろうじゃないの！
そんなことを思って、そっと扉の隙間から教室を盗み見る
ミルクティー色の髪
シャツから除くほどよく筋肉の付いた腕
誰もが憧れる容姿
「白石、蔵ノ介――…」
学校のアイドルが、そこにいた
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幸村さら - 白石くんのキャラｗｗｗでもこの作品すごく好きです！続き楽しみにしています^^ (2015年7月18日 23時) (
レス) id: a3f591967a (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - はじめまして！なんか白石が悪キャラになっているような気が・・・更新はいつでも待ってます！頑張ってください！！ (2015年5月7日 18時) (レス) id: fbbb8ceb0f (このIDを非表示/違反報告)
こくまろ - お返事ありがとうございます！嬉しいです！アドバイスまで！更新はゆっくりでいいと思います！！私はずっと待っています！！ (2014年2月24日 18時) (レス) id: 6d275633b9 (このIDを非表示/違反報告)
霧莉菜(プロフ) - こくまろさん» コメントありがとうございます。受験は大変ですが、1年あるのでじっくりと力を付けていって下さいね！ 更新の方は落ち着いてからしていこうと考えています。待っていて下さる方には申し訳ないのですが……。それでも完結させる心意気です。それまでお力添え頂ければ幸いです (2014年2月23日 17時) (携帯から) (レス) id: f797003977 (このIDを非表示/違反報告)
こくまろ - 受験お疲れ様です！私は来年が受験です…更新楽しみにしています！頑張ってください！！ (2014年2月22日 16時) (レス) id: 6d275633b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧莉菜 | 作成日時：2013年8月1日 19時
