○○担当の愛され模様２

36、お花見。 ページ25

「「「「「「「かんぱーい！！！！！！」」」」」」」



綺麗な桜の花びらが宙へ舞う中、俺たちはメンバー七人でお花見をしていた。


ほ「A、花びら乗ってる」


A「ほんと？……まあいいや」


ほ「僕が取ってあげるー！！！」


ぽわぽわと桜を眺めるAの髪に桜の花びらが乗る。

ぶんぶんと頭を降っても落ちない花びらに、諦めてお酒をちびちびと飲むA。

Aいれいすに入ってからより一層幼稚くなった気がする…………俺らが甘やかしすぎたんだろうけど…………


A「……ないくんないくん、ちゅー」


な「ん？…………ん！？！？」


if「はぁ！？」


悠「A〜？こっち来ぃ？」


俺の太ももにまたがるように座り込むAのことを見ると、唇になにか柔らかいものが当たった。

ちゅっという小さいリップ音で何が起きたのかを把握する。

え、俺キスされた……？Aから……？？あ俺今日死ぬ……？？？


悠「Aって…酔ったらキス魔になるんか…………」


A「あにき、ちゅー」


悠「A水飲みや」


アニキの足の上に乗って顔を近づけるAの口元に、水が入ったコップを押し付けるアニキ。

ナイスアニキ。………………えちょっと痛いんだけどまろ。

ぽこぽこと俺を殴り続ける酔っ払いいふまろ。


if「ずるい！！まろもAときすする！！！！」


A「まろちゅー」


な「ばかばかばか！！！！」


まろの方にまでキスをしに行くAを全力で止める。


if「ないこがきすしたんならまろもしていいだろ！！！！」


ほ「はぁ！？ないちゃんAちゃんとキスしたの！？」


初「意味わからへんねんけど！！！」


り「ないこてめえ何してんだ！！！」


な「最悪……不可抗力なんです！！！！！」


悠「静かにせえ」


ガヤガヤと騒がしくなる場を、静かにするようにAの寝息が聞こえた。

メンバー全員、すーすーと規則正しい寝息が聞こえた瞬間、ぴたっと動きを止める。


り「……寝顔可愛い」


ほ「天使」


な「……ねえ」


初「黙れ」


な「……」


アニキ以外のメンバーに蔑んだ扱い方をされたのはもうどうしようもない。


あれ俺のせいじゃないからね！？！？！？！？！？！？！？！？！？

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