6年生は7人で女子が1人いるようで 3 【忍たま】

彼女と情報収集の段 3 ページ6

多分もう少し具体的に知ってるはずだ







雑渡「リナちゃんに一つ提案がある」









『大丈夫です、多分同じこと考えてますし、元々そのつもりです』









雑渡「私の指示にだけ従ってくれればいい。この事態が収まるまで戻らない？」









『勿論です。雑渡さん以外の指示は受け付けません。独断でも動きます。やりたいように、学園のために動きます。それでもいいなら』









雑渡さんはこの条件を呑むと私は確信してる









雑渡「いいよ、それじゃ準備して」









元々そのつもりだったのでやる事はただ一つ








『雑渡さん、包帯巻いてください』









手際よく巻いてくれたのですぐに終わった








雑渡「リナちゃん、こうなる事分かってたでしょ」








『勿論です。こうなることは想定内ですし、最初から戻るつもりで来てますからね』








忍術学園の忍び服を脱ぎ捨て下に来ていたタソガレドキの忍び服になる








雑渡「じゃあ行こうか」








雑渡さんが嬉しそうに片方の目を細めて笑う








『了解です、組頭』








雑渡さんとは、反対の目を細めて笑いながら言う









雑渡「前みたいにしてよ、」








雑渡さんが少し不貞腐れた用に言うので









『分かってますよ雑渡さん』








呆れて笑うしかなかった









雑渡「ちゃんと誤魔化したままにしてるから、気をつけてね」









実は、タソガレドキ城城主である黄昏甚兵衛は私の存在を知らない、そして、同じ忍びの仲間も私の素性を知らないが、雑渡さんが連れてきた者、雑渡さんの個人的な部下、という事でとても信用されている









『私の素性とか性別とか色々知ってるの雑渡さんだけですもんねー』









雑渡「ほんと、気をつけてね」

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