6年生は7人で女子が1人いるようで 3 【忍たま】 (ページ22)

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彼女と雑渡昆奈門の関係の段 6 ページ22

落ち着くまで伊作は抱きしめてくれた

雑渡「リナちゃん、私からの命令だ、この戦が終わるまで好きに動いていい。序に名乗っておきなさい。ただし、帰る前に私の元に来ること。いいね？」

黙って見守っていてくれた雑渡さんがそう言う

『了解です。…雑渡さんありがとう』ｷﾞｭｳｯ

伊作から離れて思いっきり雑渡さんを抱きしめた

雑渡「いつでもおいで、私は何があっても君の味方だから」

『はい、』

雑渡「それじゃ、」

そう言って雑渡さんが走り去って行った

伊作「あ、待って！」

伊作がそれを追って外に出ていった

ドスンッ

嫌な音が響いて来たので慌てて外を見に行くと

『なんで、蛸壺に落ちてるの…』

慌てて伊作を引き上げると

伊作「いてててて、リナ悪いけど左近と数馬も引き上げてやってくれ」

『分かった、』

隣の蛸壺にも保健委員が落ちてた

文次郎「リナ、大丈夫か？」

文次郎が引き上げるのを手伝ってくれた

御堂の入口で喜八郎が怒られてるのを横目に伊作の手当をしてると、いつの間にか乱太郎が保険委員長代理に任命されてた

小平太「え、心だけでいいのか？」

小平太の発言は無視した

長次「小平太、伊作を担げ少し場所を移動するぞ」

長次の発言により、仙蔵と留三郎以外の六年は手潟さんの家に集まった

仙蔵「私たち抜きとは酷いじゃないか」

仙蔵と留三郎が現れた

文次郎「仙蔵、どうしてここに」

仙蔵「喜三太は無事救出した、乱太郎が六年生がここに集まっていると聞いて留三郎と来たんだが、何を話してたんだ？」

留三郎「大方リナが着てるタソガレドキの忍び服が関係してるんだろうけど、リナ、話してくれ」

隣で横になっている伊作小さく頷きながら手を握ってくれた

『今から言うことは全部ほんとの事。だから、信じてほしい』

怖いという思いを隠すように伊作の手を握り締めながら、覚悟を決めて話し始めた