6年生は7人で女子が1人いるようで 3 【忍たま】 (ページ20)

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彼女と雑渡昆奈門の関係の段 4 ページ20

伊作「僕がよく知る人物？いったい誰ですか？」

雑渡「彼は私の個人的な部下でタソガレドキの忍びじゃない事は理解しておいてほしい」

伊作「はい、？分かりました、それで猫宮さんらいったい誰なんですか？」

『…』ｶﾀｶﾀ

拒絶されそうで、拒絶されるのが怖くて、手が震えて上手く頭巾を外せない

雑渡「手伝うよ、ﾎﾞｿｯ(大丈夫だよ、リナちゃんのこと拒絶したりなんてしないよ」

雑渡さんが伊作に顔を見せないように立ち頭巾と顔の包帯をのける

『僕はタソガレドキ軍忍び組頭雑渡昆奈門の個人的な部下、猫宮だけど本当は…』

震える手を隠すように握り締めながら、雑渡さんの前に、伊作の正面に立ち、猫宮としての声ではなく自分の本当の声で話す

『忍術学園六年は組月宮リナ。それが、私の正体だよ。』

伊作「リナ？、なんで、もしかして助けられた城って…」

『そうだよ、タソガレドキに、雑渡さんに助けてもらった』

泣きそうで握り締めている手に更に力を入れる

雑渡「一つ言っておくが、リナちゃんの正体を知る者はタソガレドキには一人もいないよ」

伊作「リナ、どういうこと」

『雑渡さんは、私の事を殿に報告しなかった。ただ、自分の個人的な部下を城に連れてきたって嘘ついてくれた。城の人皆にその嘘ついてくれた』

『みんな、雑渡さんの個人的な部下だから信用してくれた。仲良くしてくれたよ…』

伊作「リナ…」

雑渡「リナちゃんの正体は誰も知らない、学園に戻ったのも私の使用で遠方に行ってもらった事になってる」

伊作「どうして、それを僕に教えてくれるんですか」

『この作戦が終わったら、学園長や先生方に説明するから…皆には、先に知っててほしかった、ほんとの事、一番最初に理解してほしかったから…』

これ以上伊作の顔を見ていると泣きそうで俯いた