6年生は7人で女子が1人いるようで 3 【忍たま】

彼女と雑渡昆奈門の関係の段 ページ17

雑渡「早かったね、リナちゃん」








木の枝に座りのんびりと雑炊を飲んでいる雑渡さんを見つけた









『笛を吹いたって事は、何か問題でも？』








木の枝まで飛び隣に腰を下ろした







雑渡「タソガレドキと園田村との戦いに忍者隊は手を出さない。これは彼に恩を受けた私からの礼だ。この事を伝えようと思ってね」









雑渡さんに恩を売るなんてやるじゃん、伊作









『分かりました、伊作なら、村の奥の御堂にいます、囮ならしますよ』









雑渡「逃止の術をつかうつもりだったんだけど…まぁいいや、村からかなり引き離しておいて」









『伊作と話した後は逃げるんだろうけど、私はどうすればいいですか？』









私も御堂に向かうべきかそのまま逃げるべきか









雑渡「リナちゃんも御堂においで、彼にはリナちゃんのことを説明しておきたいからね」









説明か…落ち着いて話聞いてくれるかな？









『分かりました。雑渡さん、』









雑渡「うん？」









『顔の包帯巻いてください』









雑渡「うん、いいけどさ、リナちゃん普通男の前で堂々と着替える？」









囮をするって話あたりから、深緑色の忍び服を脱いでタソガレドキの忍び服に着替えてたんだけど









『今更じゃないですか？それに、一緒にお風呂入ったりもしましたし』←混浴だっただけ









雑渡「普通男の前で着替たりしないからね、学園でもそんな感じなの？ちゃんと危機感持ってる？」









『流石に着替えたり、一緒にお風呂入ったりはしてないです。でも、寝るときは一緒の布団で寝てます』









雑渡「私と寝てたときみたいに一つの布団で？」









『二人で一部屋なんで、布団くっつけてもらってその間で寝てますよ』









雑渡「…なら、まぁいいや、でも危機感はちゃんと持ってね。ほら、包帯巻けたよ」









『御堂近くまで案内しましょうか？』









頭巾をつけながらきくと









雑渡「御堂の場所は分かってるからいいよ、囮のタイミングは笛の音が聞こえたら」









『了解です。それじゃあまた後で』









それぞれ別の方向へと走り闇に消えた

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