彼女と荷車移動の段 ページ11
作兵衛「ぬああああ!俺の弁当が!平太!なんで止めなかった!」
平太「だってぇ急にぃ〜」
怒ったような作兵衛と泣きそうな平太の声で目を覚ました
留三郎「おぉ?しんベヱいつの間に来ていたんだ?」
まだ、寝たりないけど騒がしいし、作兵衛と平太が気になるので一度起きる事にした
『ん、うるさぃ…』
留三郎「だ、誰だ!」
『出れない…誰か荷車の紐ほどいて』
臼砲と荷車を固定している紐のせいで動けない
作兵衛「け、食満先輩とりあえず紐ほどきますね」
暫くすると藁がのけられ眩しい日差しに目が眩んだ
留三郎「な、リナ!?なんでここに…」
『眩しい…用具委員が運ぶ荷車で寝てたの〜』
寝起きで頭が回らないが何とかここに居る理由を説明した
留三郎「驚いたが理由は分かった、一先ず園田村に急ごう」
納得してくれたみたいだ
しんベヱ「食満先輩、後はこのしんベヱめにお任せ下さい」
『留三郎、まだ「まだ眠いんだろ、片手でもいいか?」うん、ありがと』
まだ寝たいがこれ以上荷車で寝るのは悪い気がするので留三郎に抱っこしてもらう事にした
留三郎「一応縄で縛っておくぞ、ほら、眠いんだろ?寝てろ」
目を閉じてそのまま意識を手放した
平太「それ僕のお弁当ぉ〜」
途中、平太の泣きそうな声が聞こえた気がしたので目を開けると
留三郎「しんベヱがまた弁当を食べただけだ、寝てろ。」
と、言われたので寝ることにした。
作兵衛「食満先輩、しんベヱと平太、私だけで暫くは大丈夫だと思うのでリナ先輩の縄解いて寝させてあげてください」
食満「(お弁当を食べたしんベヱの力で暫くは大丈夫だろうし、縄を解いて少しでも寝やすくしてやるべきか…)」
食満「すまんな作兵衛、悪いが頼んだ」
そして、縄を解き両手でリナを持ち抱きなおした
『ん、とめさぶ、ろ、あった、か…』
少し寒かったのかリナが擦り寄ってきた
留三郎「園田村まであと少し、これ以上しんベヱに弁当が食われなきゃいいが…」
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砂糖水 - 下の方々と同じく続きを楽しみに待ってます。あと、スイちゃんのお友達さんと(名前)さんと同じ意見です (2023年4月8日 18時) (レス) @page28 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのお友達 - 更新待機です (2023年1月29日 16時) (レス) @page28 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのお友達 - (名前)さん、、私もです (2023年1月29日 16時) (レス) @page28 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年1月24日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
ジーナ(プロフ) - 更新頑張ってくださいね (2019年5月26日 15時) (レス) id: 5d4a55a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三日月狐 | 作成日時:2019年2月17日 13時