【炎炎ノ消防隊】第7の最強と最恐 2

お疲れ様 ページ12

『鎮魂終わったけど、…なんでぼーっとしてるの？』













リナは知らない。炎と紅の天使。新しい二つ名に皆がその通りだと思っていることを。紅の空を炎の羽で自由に飛ぶリナの姿はまさに天使だと。皆がそう考えているのをリナは知らない。













桜備｢はっ！鎮魂お疲れ様です灯羽月補佐！！｣













そういった桜備の言葉に続くようにみな口を開いては感謝を述べていく












『第8や他の隊の人もお疲れ様。で、帰っていい？』











森羅｢え！灯羽月補佐もう帰るんですか！？｣












『もうって言うか、ここの火災始まってすぐぐらいからずっといるからね。そろそろ帰らないとやばいんだ。』












もうすぐ見廻りの時間である。それに若い衆に買い出しを頼みたいし夕飯の仕込みを始めなきゃ行けない。まぁ紅と紺炉に説教されるんだろうけど















火縄｢灯羽月補佐、もしかして黙って出てきたんですか？｣













『んーまぁね。煙管吹かしてたら煙が嫌な流れになったから慌てて飛び出してきた。若い衆に伝言頼んでるけど、まぁ帰ったら確実に怒られるね』













うん、そろそろ帰らないと本当にやばい。という事で話もそこそこにもう一度羽で飛び上がった












『という事で帰るね。第8の皆さん、私のしたことの後始末よろしく。私の名前はできる限り出さないでね。じゃないと怖ーい最強さんが乗り込みに行くかもしれないから』













そう忠告し、浅草へと飛び立った。人目につかないようにしながらも最大スピードで浅草を目指した











……

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