さんじゅうに ページ32
キ「止まった?」
『ううん止まんない』
キ「じゃあちょっと押さえるのタオルにかえて車でいこ」
『病院やだ』
キ「そういうこといってる場合じゃないだろ」
『はーい』
――――――――――――――――――――――――――
『いや〜〜思ったより切れてたんだね』
キ「何でそんな平気な顔してんの」
『ゲームとかで見慣れてるからさ』
キ「いやそれとこれとは別じゃねーの…」
『んー別じゃないみたい』
キ「まあ本人が平気ならいいけどさ」
『うん。…キャベツ嫌いになりそう』
キ『ていうかどういう風に切ってたの』
『なんかキャベツ1玉を芯の方上にして置いて、芯に切り込みいれようとしたら滑ってそのまま左手に』
キ「よくわかんないけどとりあえず包丁の刃の向きには気を付けろよ」
『うん、今回ので包丁はよく切れることが身をもってしれたわ』
キ「ほんとに気を付けてな…傷残ったら困るだろ」
『え傷残ったら困るの?』
キ「いや女の子だからそういうのよくないんじゃねーの」
『でもキヨがもらってくれるでしょ?』
キ「反則だと思います」
『なんかキヨってちょろいね』
キ「多分ねお前がかっこよすぎる」
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作者名:すう | 作成日時:2019年9月2日 0時