Red Blood (ページ8)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:13,690 hit

・ページ8

．

．

．

．

続

壮行(そうこう)しているうちに、大きくて真っ黒な車が迎えに来た

その車‪は明らかに高級車で、私が乗るには勿体無いと思ってしまった

HC「さ、どうぞ」

You『あ、ありがとうございます･･･』

JN「足元気を付けてね」

前から思っていたが、本当にジェノさん‪は紳士だなと思う

見ず知らずの私にこんなにも些細な気遣いをしてくれて有難いと同時に迷惑なのではと思ってしまった

You『･･･』

HC「ヒョン、もしもし･･･」

ヘチャンさんは＂ヒョン＂という人と電話していて取り込み中だった

残っているのは私とジェノさんという状況

You『☁︎車の中だから余計緊張する･･･』

JN「･･･ねぇ、Aちゃんって何歳なの？」

You『･･･へっ？』

JN「い、嫌だったら答えなくてもいいから･･･！」

失礼だったよね･･･と言いながら犬みたいに落ち込んでしまったジェノさんに少し可愛いなと思ってしまったが、素直に答える事にした

You『19です、今大学1年生で･･･』

JN「19！？」

突然ジェノさんが大声を出して驚いてしまった

JN「若いね、俺と2歳差だよ」

確かに他の子よりかは背が高いし、服装も女の子っぽい感じじゃないから単純に年相応に見えなかっただけなのかなと思っていた

HC「ありがとヒョン‪‪❤︎‬さらんへ‪！‪❤︎‬(猫撫で声)」

HC「ジェノや！ヒョンに許可取れたよ！」

JN「マジか」

You『？』

ヘチャンさんはずっとニマニマしながら、私とジェノさんと交互に見ていた

JN「ヒョンに許可貰えたのいつ以来だ･･･？」

HC「ちょーっと口実変えたらすぐ聞き入れてくれたぜ？」

You『？？？』

益々この人達が何者なのか分からなくなってしまった

．

．

．

．