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マサイside
･･･朝か。
あんまり眠れてないかもしんない。
昨日のことがきになってしまったから。
昨日の夜、ベランダで月の写真撮ってたらAが勢い
よくマンション出ていったのを見かけた。
シルクの家から飛び出してきたんだろう。
珍しく、かなり焦っていたんだ。
マ「今日の撮影でサラッと聞いてみよ･･･」
のちにこの決心を後悔するなんて、思ってもみなかった。
いつも通りにシルクの家に行く。
シルクは1人で編集してた。
マ「よっ」
シ「･･･よ」
あれ、こいつ、まさか元気ない？
昨日の夜、何があったんだ･･･
シ「Aって･･･」
そこまで言うとシルクは黙った。
やっぱりなんかあったんだ。
マ「なに？」
シ「イケメンなのか、ほんとに」
･･･。
まじか。
お前も気づいてたんだな。
マ「昔はそうだったね。女っ気なくて･･････身近な奴にし
かわからない可愛さしかなかった」
俺がそういうとシルクは編集の手を止め、バッと振り返った。
シ「お前、Aのこと･･･昔はどう思ってた？」
正直に言った方がいいよな･･･。
マ「好きだった」
そして、恐る恐るシルクが聞く。
シ「･･･今は？」
俺の答えはもちろん。
マ「好きだ。本気で」
シルクは机に突っ伏す。
シ「はぁ･･･皮肉だな。好きなやつを被らせるアイツが」
マ「俺らだけじゃないと思うよ。･･･言っていいのかわか
んないけど、モトキとかぺけだって、そうだよ」
苦笑いでなんとか乗りきろう。
･･･でも、譲らない。
きっとシルクもそう思ってる。
シ「恨みっこなしな」
─
マ「あぁ。絶対にな」
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作者名：シズ | 作成日時：2018年1月24日 22時
