そんな子。【Fischer's】 (ページ28)

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※誘惑ページ28

シルクside

シルク家に迎えにいくから待ってろ～

よし、編集も終わって一段落した頃。

案外、早くに返事がきてたので慌てて返信する。

A待って、今外にいる!

まじか、寒いだろうな。

シルク分かった。じゃ、俺の家までこれる?

このまま宅飲みでもいいけど･･･なんて

Aりょーかーい

早く会いたいなぁ。

履いた靴を脱いでリビングに戻る。

そして、数十分後にベルが鳴った。

扉が開く音が聞こえて、Aはリビングに入ってくる。

『よーっす、おつかれー』

シ「おう、おつか･･･」

え、待って、スーツ！？

『ん？どしたの』

レアだ。

Ｕフェスはラフなスーツだったけど、割とカッチリしてるし何処と無く色気が･･･。

まあ、スカートだったらもっとやばいけど。

少しだけ休憩。

2人は床に座った。

シ「いや、今日仕事だったんだな」

『んー、まぁ生徒に呼びだされただけで授業してないけどね』

どういう方針の家庭教師だよ。

シ「小学生に呼び出されるってなんなんだよw」

『小学生じゃねーよ？男子高校生でーす』

･･･は？

シ「聞いてないんだけど」

マジで、コイツ危機感なさすぎ。

『なんでシルクに教えなきゃなんないんだよw』

･･･最近のお前、ほんとにイケメンじゃねぇ。

可愛すぎるんだよな。

見る人が見ればちゃんと伝わってくんだよ。

笑ってる場合じゃないって･･･。

シ「呼び出されて何したんだよ」

『プラネタリウムみてー、アイス奢ったくらい？悠真、自

分の部屋にプラネタリウム作っちゃってさー。あ、テスト

の点数上がってたし良かった！』

仕事だってわかってるけど。

それでもやっぱり嫉妬してしまうのは、駄目？

楽しそうに笑って話すA。

可愛いけど、それどころじゃない。

『女の人の部屋入ったことないからセンセーの家に行きたいって言われた時はびっ』

─

ﾄﾞｻｯ

･･･。

ねえ、確信犯でしょ？

そうだと言ってくれなければ不安でどこにも行かせたくなくなる。

『シルク･･･？』

俺の下で不思議そうに俺を見るA。

男に押し倒されてんのに。

もっと焦れよ。

─