まったり ページ26
Aside
あー、なんか暇だなぁ。
仕事もないし、シルクからは撮影のお呼ばれがない。
まあ、別に行ってもいいんだろうけど気乗りがしないな。
スマホを弄りながらゴロゴロしてる。
ﾋﾟｺﾝ
あ、なんだろ。LENEかな。
スマホの上の方に通知が来てる。
･･･悠真だ。
悠真ねえ!今から家きて!
なんだろう。てか懐くの早すぎんだろ。
可愛いけど。
Aなーぜー?
悠真いいからこいよー!
往生際が悪い。
まあ、大事な教え子だし行ってやるか。
スーツを着て準備をする。
髪をといてさあ出発。
ﾋﾟｺﾝ
またかよ。
と思ったら･･･。
シルク今日、久しぶりになんか食べに行かね?
え！行きたい。
Aお!いいね!
今思ったけど私、既読早い。
返事くるかなっておもったけどなんか既読つかないしいっか。
そう思って家を出た。
････････････････････････････････････････････････････
いつ見ても広いなこの家。
金持ちなんだろな、父親。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
悠真「はいれ！」
出るの早すぎ。
『お邪魔しマース』
今日も悠真1人か。
お手伝いさんでも雇えんじゃないかな。
悠真「センセーってお邪魔しますとか言えるんだ」
『舐めんなクソガキ。嗜んでるわ』
ほんと生意気だけど、ケラケラ笑ったその顔好きだぞ。
部屋に入ると真っ暗。
なになに、どういうこと？
悠真「3、2、1！」
『はぁ？･･････え、綺麗･･････』
天井にはキラキラ光る星が沢山。
あのプラネタリウムだ。
今度は星がちゃんとある･･･。
悠真「これ、センセーに早く見せたかったんだ！」
なにそれ、可愛いじゃんか。
『いい趣味してんじゃん。･･･あと、先生として気になるのは成績だけど･･･？』
そう言うと、悠真はニヤニヤして、この前あるって言ってたテスト用紙を突き出す。
悠真「自己最高！」
･･･いい点だ。
さすが私、教えててよかった。
なんて。
こいつの努力だからこそだよな。
『やれば出来たじゃんか。悠真、お前はもともと出来る子
だぞ。だからこれからもっとできるようになる。一緒に頑
張ろう』
頭を撫でてやると、また照れてる。
悠真「くんって付けるんじゃなかったのか！」
『何のことやらー？』
─
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作者名：シズ | 作成日時：2018年1月24日 22時
