※馬鹿野郎 ページ16
シルクside
Ｕフェスの打ち上げ！
さっきからずーっとはじめさんおもしれぇ･･･w
他のメンバーもカメラ片手にクリエーターさんたちと話してるし、楽しんでそう。
はじめ「───でね、その時まさきが･･･ってシルク？」
A、何処だろ･･･
はじめ「おーい、シルクー？」
シ「あ！はい！」
びっくりした、気づかなかった〜･･･
はじめ「なにwぼーっとしてんの〜」
シ「いや、Aが何処にいるかわかんなくて･･･」
はじめ「広いもんね、ここの会場〜」
やば･･･なんかあったらどうしよう。
A、お酒の匂いとか大丈夫かな。
って･･･あれ、Aじゃん！
シ「Aー･･･」
横にいる男、誰？
しかもA顔赤いし、なんか男に迫ってるし･･･！！
シ「おい！A！」
俺は周りも気にせず走って駆け寄った。
はなお「あ、シルクさ･･･」
『あ〜シルク〜お前どこいってたんだよォ？寂しかったぞ〜？』
可愛い･･･
けど！そんなことより！！
シ「何しようとしてたの、A」
『ちゅーするんだよ、バーカ』
─
なぁ、ほんと、無防備過ぎんだって。
シ「いくぞ」
Aの手を引っ掴んで会場の扉を開けた。
数秒後に閉まる。
俺とAは誰もいない廊下を早歩きで歩く。
っていうか、俺が引っ張ってる。
角で曲がって止まった。
『ねぇ〜』
シ「･･･悪ぃ。でも、あれはダメだろ？」
『んー･･･ごめんなさい･･･』
素直すぎてもう、耐えられない。
なんか怒ってるこっちが悪いみたいじゃねーか･･･
いつもと変わりすぎでしょ、流石に。
本当はずっとひっついていたかったけどAもA
で楽しみたいかなって思った。
だけど間違ってたみたいだ。
『シルク･･･ちゅーだ、ちゅー』
全然反省してねぇだろ･･･。
ほんと、酒癖悪すぎ。
シ「あんま男にそんなこと言ってたら、襲われんぞ」
『･･･っん』
小さく、鳴くA。
俺はAにキスをした。
『や、シル･･･』
全部お前が悪い。
必死に抵抗する手を壁に押さえつける。
なんだよ、自分から誘ったんだろ？
シ「･･･A」
ちょっと叱るつもりだったのに、夢中になる。
砂糖の甘さと、柔らかい唇。
俺が溶けそうなんだけど･･･
『シルク･･･？』
俺は唇を離した。
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作者名：シズ | 作成日時：2018年1月24日 22時
