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ンダホ号 ページ2

「おーい!モトキー!こっちこっち!」


遠くの駐車場でモトキとAに呼びかけるンダホ。


「あれ、ンダホんくんも来てたんだね」


「俺が迎えに行こうとしたら送るって言ってくれたんです」


「そっか〜感謝だね」


二人は車に乗りこみ、談笑し始めた。


ンダホは少し興奮気味にAに話しかけた。


「Aさん、イギリスはどうでしたか?」


Aはバックの中からみんなへの土産を掲げてバックミラーに映した。


「市場で買った干物だよ」


「うわあ!美味そう!」


Aはそんなンダホをニコニコとしながら見ていた。


「やっぱり都会だし綺麗だったかな。あとはホテルも綺麗


だったし・・・結構快適だったよ」


武田との呑みも思い出しながら言う。


「何も無かったですか?」


モトキが心配そうな顔をして言った。


しかしAにその意図が掴めずに頷く。


「平和な街だったしね」


「そーゆー事じゃ・・・ないんですよね」


モトキはAの首にかかる髪をすっと払う。


つけたシルシは消えていた。


「Aさんの鈍感なところも可愛くて好きですけど、


ときどき危なっかしくて嫌です」


首元を撫でる。


「・・・ごめん」


もう完全に二人の世界になった車内で、ンダホは鼻歌を歌


いながら車内の雰囲気を紛らわせていた。


「出発前の約束事、覚えてますよね」


────『続きは日本に帰ってきてからシマショ?』


Aの脳内で響きわたる甘ったるいモトキの声。


自然と顔が赤くなる。


モトキは満足げに座り直すと、ンダホの鼻歌に乗って歌い始めた。

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リズ - ごめんなさいよく見たら書いてありましたねこれからはちゃんと読むようにしますね(笑) (2018年1月29日 2時) (レス) id: 3f4faa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - リズさん» ご指摘ありがとうございます!もしかして、「私の場合」をお読みになられていないのでは・・・!この、「私の場合2nd」の最後に、説明書きを加えておきます!失礼いたしました! (2018年1月27日 23時) (レス) id: 4c182e70b7 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - あの少しわからないんですが武田って男ですか女ですかそんでもってゆうも男ですか?女ですか? (2018年1月27日 19時) (レス) id: 3f4faa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - 緋桜さん» そのコメント、凄く嬉しいです……笑 (2018年1月22日 1時) (レス) id: 4c182e70b7 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜 - モトキじゃなくて武田推しになりそう。。 (2018年1月21日 23時) (レス) id: a40a74b3be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シズ x他1人 | 作成日時:2018年1月13日 22時

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