fond.218 ページ23
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しばらくババーとジジーの言い合いをしていれば
懐かしい大きな門。
この日特有のポップな飾り付けがされたそれを見上げる。
「相変わらず大きいね。」
表門に来るのは卒業式ぶりだ。
胸が高まるのは懐かしさからか、はたまた周りの雰囲気か。
人のあふれるその敷地へ足を踏み入れる。
相澤先生に言われた次の日
ウワバミにお休みが欲しいと頼んでみたところ、すんなり休みをもらえた。
爆豪くんと行くと言う条件付きだったけれど。
一緒に行く人もまだ声をかける前だったし、良いかな。なんて軽く了解をした。
周りを見渡せば胸元や肩に
局や会社名の入った身分証をつけた人がちらほら見える。
雄英の文化祭。
自分達の一年時と違い大々的に開放された一大行事に集まる記者。
これでダメならもう仕方ないだろうと言う感じだ。
仕事はきちんとこなしたい。
繋いだ手に力が入る。
目的もなくフラフラとする。目に入れば食べたくなる出し物。
特に何も言わなかったけれどたこ焼きのブースに並んでくれた爆豪くん。
一緒に食べ終えればたい焼きに並んでくれた。
ちょっとお行儀は悪いけど片手で食べられるたい焼きを食べながらフラフラ歩く。
ふと目の前に現れたたい焼きを口に頬張る。
あんこもなかなか。
お返しにカスタードを差し出せば爆豪くんの口がそこへ近づいた。
デカい一口を食べられ、睨んだらもう一口あんこをくれたので許そう。
歩いていると時々かけられる声に
軽く流しながら歩く爆豪くん。
昔に比べたら大成長だ。
けれど……
「サインくらいしてあげなよ。」
差し出されたペンに一切触れない爆豪くんに
イメージアップのコツを伝授。
「書けねぇだろ。」
少しだけ上げられた手に
なんだかちょっぴり気恥ずかしくなった。
「べ、別にそのくらい外せば良いじゃん。」
「いちいち外してたらずっと外したままだろ」
少し想像したら前に進めない状況が目に浮かび苦い笑いを向けた。
人気者も大変そうだ。
爆豪くんのおまけ程度の扱いには若干悔しさはあるけれど。
みんな手元を見るとギョッとした顔をしていたのはちょっと面白かった。
ふとアトラクションのブースが目に入り
繋いだ手を引っ張りそこを指差す。
「かっちゃん、あれやろー。」
「あ"ぁ？」
指差した先を見た爆豪くんはフンと鼻で笑い
「Aには負けねえ。」
ニィっと少し悪い顔をした。
勝てるの確信した顔に腹が立つ。
「絶対負けない！！！」
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くま(プロフ) - 暇人さん» コメントまで頂けたお気持ちが本当に嬉しいです🥺❤ありがとうございます！続編にて、無事完結させていただきましたので、ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです😊！楽しんでもらえると幸いです♡ (2021年9月26日 11時) (
レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 親に制限かけられてるので、評価入れられないですけど、とっても面白いです！！更新楽しみにしてます！！ (2021年9月26日 10時) (レス) @page50 id: 6924eeb861 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！！評価まで入れていただいてとっても嬉しいです！そう言って貰えるなんて喜びすぎて調子に乗ってしまいそうですーっお気持ち飛ばしていただければキャッチしますんで！笑、楽しんでいただけるお話をお届けできるよう頑張ります！！ (2021年9月16日 17時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - コメント失礼致します。なんで！評価が1回しか押せないのでしょうか…？本当にすっごくすっごく大好きな作品です(語彙力)作者様のご無理にならない程度に更新を楽しみにしております！！ (2021年9月16日 7時) (レス) id: f46f442970 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ルークさん» 楽しみにしていただいてありがとうございます！更新頑張りますー！ (2021年9月14日 6時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2021年8月30日 18時
