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添えられた手に少しだけ顔が前に引かれた。
目の前の空気が少ない感覚。
多分とても、近い。
受け入れるつもりで待っていても
その感覚はなかなか訪れない……
「クソッ……」
力強く顔を動かされれば
頬が布に強くぶつかった。
思わず目を開け
目の前の爆豪くんの腕を歪む視界で見つめる。
「ごめん……」
「知ってたわ」
少しだけ髪をくしゃっとひっぱられた。
「……ほんと、ごめん…」
「黙ってろや！」
顔を押し付けられた爆豪くんの服に
溢れていくそれが染み込んでいく。
これだけ甘えてきたのに
結局また甘えることしかできなくて
きっと誰よりも、
私よりも
私を知っている爆豪くんに
これから先
何かしてあげられることはあるのだろうか。
罪滅ぼしなんて大そうなことはできないけど
今日少しできたように
ちょっとずつ爆豪くんに向き合う事しか
多分してあげられない。
それでも爆豪くんという友達を失いたくない、
なんて……
私は心から、わがままだと思う。
「小春。」
「はい」
「次抱けだなんだ言ったら冗談だろうが抱く。覚えとけ。」
「…うん。ごめん……」
普段から想像もつかないほど優しい手つきで
髪の毛の一本一本を撫でるよう指を滑らせた爆豪くん。
きっと爆豪くんを好きになれていたら
幸せになれたのかもしれない。
なんて思うのはきっととっても失礼なんだろうけれど
これから先爆豪くんが心から愛した人はきっと
幸せだと思う。
ずうずうしくも爆豪くんの腕の中でしばらく泣かせてもらった。
私が逆の立場なら
同じことをできるだろうか……。
相澤先生が他の女の人のことで悩む姿を見ていられるだろうか…。
……どうであろうと自分がやってしまった事を
誰かにされて、酷いと投げ出す事はもうできない。
因果応報だ。
「キツイならはよ言えや。勝手に潰れてんじゃねぇ。」
ほんとに爆豪くんは強い…
「も、私くそやろーだから…そんな優しくされたら甘えちゃう、ダメだよ爆豪くん。」
「甘えりゃ良いだろ」
「もうこれ以上ひどい女にさせないでよ……」
「今更だろーが」
「ばくご、くんのバカぁ…」
引っ込み始めていた涙も
爆豪くんが馬鹿みたいに優しくて
キツく握りしめた先の服をさらに濡らした。
「るせぇ」
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くま(プロフ) - 游さん» わわっ、すごく嬉しいですー！ブーム起きて頂けたなんてほんと書いて良かったです（ ; ; ）！嬉しすぎてやる気みなぎってしまいました！ありがとうございますー！！ (2021年8月6日 21時) (
レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
游(プロフ) - めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ好きです！！！！！← 更新されるのいつも楽しみにしてます(≧∀≦)こちらの小説読んでから相澤先生ブームです！w 相澤サイドツボです！終始語彙力無くてすいませんw (2021年8月6日 8時) (レス) id: e64c1a181d (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ぽんずさん» わーぽんちゃんありがとお！！頑張ってみたからそう言ってもらえてすごく嬉しいっ！相澤さんサイド増やしていけるように頑張ります(*`･ω･´)！ (2021年7月20日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 成瀬 紬さん» わわわ、長いのにありがとうございます！！嬉しくて目から鼻水が(/ _ ; )すごく元気がもらえました！！ありがとうございます！！！ (2021年7月20日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 相澤サイド最高すぎて大学でめちゃくちゃにやけるの我慢してる、、 (2021年7月20日 10時) (レス) id: dfde5c5289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2021年7月18日 21時
