３７話 ページ8
稀風 「お見舞い終わるの早かったんだね」
轟 「ああ。事情を話したら早く行ってって言われた」
稀風 「そーなんだ」
轟 「どの道早く終わらせて来るつもりだったから、ちょうど良かった。それに」
稀風 「それに？」
轟 「･･･Aと出かける約束もしたしな」
稀風 「覚えてたんだ」
轟 「ああ。じゃあ行くか」
稀風 「うん！」
1歩踏み出そうとしたら轟が手を繋いできた
稀風 「！」
轟 「嫌だったか？」
稀風 「ううん。嬉しい！」
轟 「そうか。行きたい店あるか？」
稀風 「うーん。･･･アクセサリー見てもいい？」
轟 「ああ」
近くにあったアクセサリー屋を覗いた
稀風 「これ可愛い」
轟 「Aに似合いそうだな」
店員 「お客様、恋人同士ですか？」
轟 「そーです」
店員 「今、オススメの商品がありまして。良ければ見ていかれませんか？」
稀風 「どーする？」
轟 「せっかくだし見てみるか」
店員にオススメの商品を見せてもらった
店員 「こちらの、ブルームーンストーンのネックレスがオススメですよ」
稀風 「綺麗･･･」
店員 「パワーストーンの意味は「恋人たちの石」や「愛を伝える石」として知られているんです。あと、パートナーを思いやるっていう意味も込められているんです！」
稀風 「でも、高いんですよね」
店員 「今なら、セールをしていてお安くなっているんですよ」
轟 「じゃあこれ下さい」
店員 「ありがとうございます！個数は如何なさいましょう？」
轟 「2つで」
稀風 「まって･･･！2つまとめて買うの？！」
轟 「そうだが？」
稀風 「私も焦凍に買いたいから、お互いのを買わない？私が焦凍の買って、焦凍が私のを買うっていうのはどう？」
轟 「Aがそれでいいのなら」
稀風 「ありがとう！」
それぞれお会計を済ませ、少し休憩するために人気が少ない場所に行った
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作者名：華 | 作成日時：2021年2月2日 12時
