げーむ ページ27
ダーマ side
『ダーマちゃん!!!スマブラ教えてください!』
「ダーマちゃんってなんだ。」
突然のAからのお願い事。
の前にダーマちゃんってのが気になるんだか。
『シルクより出来るものが欲しくて。
それ以上に昔からゲームやってみたかったんだけど
禁止されてたから、出来なくて……』
ゲーム禁止とか辛すぎる。俺だったら死んでる。
「そのダーマちゃんってのを辞めてくれたらな。」
『お願いします師匠!!』
とか言って頭を下げるA。
短い髪でもサラサラして頬に当たってる。
あー、これはシルクの気持ちも分かるわ。
「しゃーねーな、教えてやろう。」
『ありがとう師匠!!』
頭をバッと上げ、目を輝かせて笑顔で。
確かに可愛い。ま、タイプじゃねーけど。
「こっちこい、んでここ座れ。」
『分かりました師匠!!』
胡座をかき、その上にAを座らせる。
こいつは純粋だから何も考えず座ってくる。
フワッと香った匂いはシルクと似ていた。
……そりゃそうか。同居してるもんな。
「いやお前飲み込みはやっ!?」
『ほんと?』
1回教えて数回対戦しただけ。
それだけで簡単には勝てなくなってきた。
そういえばシルクから聞いたな。
A頭いいんだっけ。飲み込みが異常に早いとか。
「これならシルクに勝てるんじゃね?」
『ほんと!?』
「ダーマ。A。何してんの?」
半分キレてるシルクがそこに立ってた。
ここはマサイの部屋だからまぁさっき来たんだろ。
『シルク!ねぇスマブラ強くなった!』
そんなこともお構い無しに、にっこにこの笑顔で
シルクに話しかけるこいつって意外と強いな。
そんなAの笑顔をみたせいか
シルクは溜め息をついて俺らの隣に座った。
ちなみにAは未だに俺の膝の上。
「……いやA強過ぎんだろ。俺負けたんだけど。」
『やった勝った!師匠ありがとう〜!!』
そう言って俺の方を向き抱きつくA。
おい、やめろ、シルクがすごい顔で見てく……
……いや、むしろチャンス?
シルクには悪いけど嫉妬してもらおう。
「お前が頑張ったからだろ。」
頭を撫でもう片方の手で背中に手を回してみた。
珍しいだろ俺がこんなことするの。
驚けシルク。そして嫉妬しろ。
余興としては最高だろ。なぁ?
……偶にはAを貸してくれたっていいだろ。
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ぱ る む(プロフ) - ののさん» ありがとうございます頑張ります〜!新作もあるのでそちらもぜひ! (2018年3月25日 12時) (レス) id: 99ac31e22f (このIDを非表示/違反報告)
のの - 小説うっま!!頑張ってください! (2018年3月20日 15時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
逢 來(プロフ) - 好美さん» ありがとうございます!!私にとって応援はめっちゃモチベに繋がるのでぜひ!!← (2018年2月11日 11時) (レス) id: 99ac31e22f (このIDを非表示/違反報告)
好美 - あの応援してもいいですか?あなたの小説面白いです! (2018年2月10日 23時) (レス) id: a5df8dade2 (このIDを非表示/違反報告)
逢 來(プロフ) - 上海人形さん» ありがとうございます!頑張ります (2017年12月29日 23時) (レス) id: 99ac31e22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:逢 來 | 作成日時:2017年12月6日 22時