天使と宇井さんの日常

番外編〜事の始まりは〜 ページ15

郡side
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『バレー大会、しましょ！』

桜のこの一言から始まったんだと思う。

今恐ろしい乱打の雨にさらされてるのは･･･！


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大きな作戦を済ませたあとだった。

奇跡的に死者は1人も居なかったが、
喰種を1人も駆逐出来なかったので、皆イライラしていた。

ハイルが有馬さんが肩をグルグル回してた、と
不安げに桜に打ち明けたから桜はこの大会を
思いついたらしい。


桜はクルクル働いて
私たちを誘いまくり、了承を得て、
コネで体育館を借り、サポーターをあつめ、
日にちを整えた。


つまりトントン拍子で事は決まったわけだ。


そして大会当日になった。

女性チームと男性チームに別れて試合する。

Tシャツと膝丈のズボンを皆身につけ、
桜にニコニコと渡されたサポーターをつけている。


しかしほとんどがバレー初心者だったので、
桜の詳しいレクチャーが始まりとなったけど。


大体の事を理解して私達はコートに入った。


男性チームは有馬さん、丈さん、佐々木くん、
冨良さん、私、そしてとんでもないことに
和修局長。

唖然としている私たちに局長は
「最近肩こりがひどくてね」とあっさりと
片付けた。

局長まで試合に盛り込むとは･･･。

桜は小さい癖して時々大胆すぎることをする。



女性チームは桜にハイル、戸賀さん、真戸さんのご息女の暁さん、米林。


男性チームに比べては少ないが、上手くローテーションすればいいらしい。


何だかんだで試合が始まった。

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