キミの目に映る僕 (ページ24)

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彼のペース ① you ページ24

『あ、えっと、、、あの』

どう答えるべきか戸惑っていると

JK「食事に…行く時にデータを貰う約束だった…ので………良かったら、今からでも…って思ったんですけど迷惑でしたか？」

いやいや、迷惑とかそう言う事ではなくて
良いんですか？
本当にあたしを誘ってもいいんですか？？

確かに好きですと言いましたが

なぜ付き合いたいと言われたのか本当に分からなくて
どう考えてもあたしなんかより
周りのキラキラした可愛らしいヨジャアイドルの方がいいでしょ？？

こんな年上の仕事しかしてないあたしみたいなの揶揄ってどうするのかな？って

好きじゃないって言われたんです。
この前ハッキリと

それに………彼がもうずっと長い間
誰かに恋してるのを私は知ってる………

でも、今日の撮影のあの顔が忘れられない
あぁ、、思い出したら顔が熱くなってきた
あれが本当にあたしに向けてのメッセージだとしたら……もしかしたら本当に？？？

いやいやいや、流されてはいけない

彼はトップアイドルだよ

あたしは只のカメラマン

悶々としてると

JK「ヌナ……？まだ仕事ありますか？？」

きゅるるんっとキラキラした目で覗き込まれると………胸が締め付けられる……
辛うじて現実を見て付き合う事は立ち止まれてるけど
食事くらいなら……って心の隙が出来そう

『え、あ、、、、いや、、仕事はない……です』

JK「じゃあ！行きましょう！！美味しいお店知ってます！！
じゃあ、ヒョン達お疲れ様でしたっ！！」

え？？？？？

あたしの腕を掴むと彼はメンバー皆を置いて一目散に走り出した