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ジンが宿舎に戻って行き
今日の出来事を振り返りながら湯船に浸かって
現実だったのか………夢だったのか？？
脳内がグルグルしてる
キス………された………
え？したっけ？？
いや、したよね？？？
まだ唇の感触が残ってる気がする
柔らかかったな………
それに…ちょっと気持ちよかった
ジンが男だった………
いや、男だけど、男だって言う事は最初から知ってる
知ってるけど…………
自分がどんだけジンを男として見てなかったのかと痛感する
そもそも恋愛なんてしてなかったし
ジン以外にも誰かを男性として意識してた事無かったかもしれない
唇が重なる感覚ですら忘れてた位だ
「ドキドキした？」
したよ！！しない訳ないじゃない！！
頭の中でさっきの出来事がグルグルと思い出され
また身体かが熱くなっていく
これからどうやって接していけばいいの？
分からない………
ジンの事は好き
大好き……
でもそれは男友達として？
男として？？
ダメだ……
長湯してたら酔いが回ってきた
早く出て寝よう
これ以上考えても今ここで答えが出る訳じゃない
ゆっくりでいいって言葉に…甘えてもいいよね？
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年7月3日 14時
