僕のヌナが選ぶ人 2 (ページ41)

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久々の連休をどうして過ごすのか………
カフェに行ったり本を読んだり、旅行に行くにも一人旅だしな……と
根っからの働き虫だった自分のつまらないプライベートに驚いてるこの2日

さて、今日は何しようかな？？

ピンポーン

珍しい来客に驚いて玄関を開けるとソコには思いがけない人物が立っていて

それがジンだと理解して『どうしたの？？ウチに来るなんて初めてじゃない？？』言い終わるか終わらないか…私はジンの腕の中にいた

は？？？

状況を把握するのに数秒……

『あ、、、あの、、、ジン？？その……ここ玄関だし……誰に見られてるかわからないから……その………』

テンパリながらこんな所見られたらヤバい！！っと本能的に反応してしまうところが
完全なる職業病なんじゃないかと思う。

部屋に上げてソファーに座るジンに飲み物を…っとキッチンへ行こうとすると腕を掴まれてそれを阻止された

「あ……A……急に来て驚かせてごめん。
会社に行ったら暫く休暇を貰ってるって聞いたから…
その…あれから会ってないし、どうしてるかな？って思って」

「あぁ、もぉ！！ちょっとでもカッコ良く
出来れば今までみたいにしたいと思ってたのに
ごめん。会いたかったんだ…
待つって言ったくせに…」

片手で髪をくしゃくしゃと掻いて申し訳なさそうにチラっと、こっちを見るジンを見たら
思わず爆笑してしまった

『ふふw普通にしてww
あたしの前でカッコつけられても今更どうしていいかわからないわw
大丈夫よ。普通にしててもジンは充分にカッコイイから
変に構えられるとあたしまでどうしていいか分からなくなるじゃない』

思ってもない発言だったからつい笑ってしまって
でもお陰で変な空気にならないで
今までみたいな空気感で接する事ができた気がして安心した

もぉ！カフェラテでいいよね！
あたしと一緒のやっ！！ってテーブルにグラスを置いて隣に座ると

プルプルの唇の口角を上げてあたしの顔を覗き込むように見るジンと目が合う

『な、なによ』

「Aもう、遠慮しないからね。」

『へ？』

「大好きだよ」

ニヤリと笑うジンとバチっと目が合った