僕のヌナが選ぶ人 2 (ページ40)

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90 JN ページ40

ピンポーン

少ししてドアが開く

『どうしたの？？ウチに来るなんて初めてじゃない？？』

ドアを開けた瞬間ラフな部屋着で現れた彼女を見た瞬間
冷静に……数日振りに会うんだからクールに……
いつもみたいに
限りなく今まで状態で接しようと心に決めてたものが一気に崩れ落ちていくのが分かって

気付いた時にはもぅ彼女の小さな身体は自身の腕の中に収まっていて
急激に熱を帯びた彼女の体温を布越しに感じて
あっ……っと自分を取り戻した

でも抱き締めたその腕を離すことは出来ずにいると

『あ、、、あの、、、ジン？？その……ここ玄関だし……誰に見られてるかわからないから……その………』

こんな時でも冷静にそんな事言うくせに顔は真っ赤になってて
本当どこまでも可愛いなと思ってしまう

「あ、あぁ、ご、ごめん！！中……入っても？？」

初めて入る彼女の部屋は当たり前だけど大好きな彼女の香りが至る所に存在してて
この空間にいるだけでも正直冷静でいられるか自信がなくなりそうだ

『コーヒーでいいかな？？紅茶がいい？？』

いつもと変わらないAにドキドキして意識してるのは自分だけなのかな？って思うと
少し意地悪したいような………
揺さぶりたいような……

自分が今どの程度にいるのか確かめたい

男としてちゃんと意識してくれてるの？

ソファに座ってAが飲み物を取りにキッチンへ行こうとする腕を掴んで

「会いたかったよ。そう思ってたのは……俺だけ？？」

目が合った瞬間じわじわと頬を赤くするAに
わぁ………本当そういう態度本当にヤバい
理性が爆発しそうなんだけど………

ねぇ！分かってる？？
本当可愛いんだけど！！

冷静な俺っ！！戻ってこい！！

じっくり距離を詰めてゆっくり恋人になる予定が………

Aを前にするとなんでこぉ………