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まさか…………深夜街を徘徊してるのをジョングクに見つかるなんて………
ぼーっと1人歩いてて突然体格のいい男性に腕を捕まれた時は心臓が止まるかと思ったわ
「ヌナ！！こんな夜中に女の人が1人歩いてるなんて危なすぎます！！何してるんですか！！
あっちにジミニヒョンもいるんで行きましょう」
っとかなり強引に腕を引っ張られ
どれだけ大丈夫だと言っても筋肉ウサギの力になんて勝てる間もなくタクシーに乗せられ
まさか、まさかの宿舎に連れて行かれる
凄く気まずい
テヒョンが居たらどうしよう
ジンが居たらどうしよう
2人とも自分の家に帰ってればいいんだけど
今は誰にも会いたくないのに
ジミンが何をそこまで心配してるのかヒョン達が居ないか確認してくるから！！絶対ここで待っててね！って玄関に置き去りにされたウサギとあたし…
ウサギは完全にソレを無視して私の手を引いて自分の部屋に連れて行く
『ジョングクっ！！ジミンが待っててって…』
「いーんです！大丈夫ですよ。この時間だし
それに休暇に入ってそれぞれ旅行行ったり遊んだりそんな宿舎に皆集まってる事の方が珍しいんですからw」
何故かご機嫌なジョングクは部屋に連れて行き
ヌナはお客さんだからここにどうぞ！っとクッションに座るように手招きした
「ヌナって………仕事の時とプライベート物凄くギャップがありますね。
ビックリしました。あんなにテキパキ仕事してて
THE 出来る女っ！！みたいな感じなのに今はそこら辺の女の子より弱々しく見えますね。
どっちが本当のヌナなんですか？？凄い興味が出てきましたww」
ジョングクが何のことを言ってるのか理解できなかったけど
仕事してる時のあたしってそんな風に見えてるんだ…っと思ったら少し嬉しくなった
仕事で少しは認められてるような気がして頑張って働いてる甲斐があったなって
「仕事で気を張りすぎてるんですね。
プライベートまで気を張るなんてタフな事出来ないからヌナはそこでバランス取ってるんですかね？
それを守ってくれる人……早く見つけて下さいね。」
年下のくせによく見てるわ…
生意気だけど
仕事ばかりでプライベートを放ったらかしにして自分とキチンと向き合ってこなかったあたしには
物凄くストレートな言葉が胸に染みた
常に強くはいられないから
泣きたい時は泣いていいんだよ
なんで1人で我慢するの？
なんでこんな時に…昔ジンに言われた言葉を思い出したんだろう
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年7月3日 14時
