僕のヌナが選ぶ人 2 (ページ28)

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『オッパ………あの……昨日シアヌナと………』

SJ「ん？Aシアがどうかした？？心配しなくて大丈夫、特別なのはAだけだよ」

「Aだけが1番だよ」
「本当に好きなのはAだけ」
「人の噂より俺を信じてくれるよね？」
「愛してるよ…誰よりも」

「Aも俺を愛してくれてるよね」

「俺はどんなAも愛してるよ」

遠距離になってどんどん連絡が減って
暫くすると向こうのスタッフの誰かと付き合い始めたってゆー噂

『あたし………何が間違ってたの？？
あたしが1番だったんじゃないの？？』

『本当は寂しかったよ………ずっと……』

何時ぶりにこんな夢見たかな？？？

ソンジュさんに再会した時も見なかった夢なのに

時計を見たらまだ4時

外はまだ暗い

はぁ………寝れないな………

散歩にでも行く？？

玄関を開けるとドアノブに袋に入れられたドリンクとフルーツが……

昨日テヒョンが来た時に置いてってくれたやつなのかな……

手に取った瞬間膝から崩れ落ちて座り込んでしまった
『ふぇっ………っっく』
零れる涙と共にキュッと胸を締め付ける痛みが何なのか
見て見ぬふりをしてまだ暗い街を1人歩いた

眠れれば何も考えなくていいと思ってたのに
あんな昔の夢を見るなんて………

テヒョンの事を好きになってたのか………

ただ、また男性の裏切りにショックを受けてるだけなのか………

あぁーーー
とことん恋愛には不向きだなっと自嘲して朝日の上がらない街を1人歩く