僕のヌナが選ぶ人 2 (ページ2)

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ちゅっ………っとジンの唇が重なった

何が起こったのか？

何故こうなったのか？

一瞬で全身が心臓になったかのように身体中の血液が騒いでるのが分かった

色っぽく艶めいた瞳であたしを捉えるジンから逃げる事ができない
身体が動かない…………

こんなに近い距離で

頬に添えられた手はスリスリと親指だけ動かされ
頬を撫でている

こんな………

こんなジン知らない

あたし相手にこんな表情するの？

突然の状況に頭がついて行かない

JN「ドキドキした？」

『え……………っ』

ドキドキさせる為にした………の？

JN「嫌……じゃない？逃げないの？」

逃げ…………る？？
憂いを帯びたジンの瞳から目を離せないままでいると

再び柔らかい感触が唇を包んだ

さっきの様な触れるだけではないじっくり味わうようにあたしの唇を啄む

両手で頬を包み込んで逃げられないようにされ
そのうち後頭部に回された手は完全にジンの唇から離れられないように固定され

次第に深く味わうように何度も角度を変えて…

『まっ………て…………ジ……』

両手でジンの身体を押しても厚く大きな身体はビクともしない

そのうち唇を割って暖かい舌が口内に侵入してきた

『んっ…………ジ………
やっ、、、待って…………』

そっと唇が離れあたしを見つめるジンの目は
どこか悲しそうで

そのままギュッと強く抱きしめられた