僕のヌナが選ぶ人 (ページ34)

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34 you ページ34

ソウルコンFINALの準備でバタバタしてる頃
ソンジュさんは韓国へ戻ってきた

日本と韓国を行き来していたのだけど暫くは韓国での仕事がメインになるらしい

正直一緒に仕事をするのは嫌だなとは思いつつ
仕事だからと割り切って業務をこなして行かなければ

この長いツアーの集大成がこのソウルで迎えられる事に誰よりもメンバーが韓国アミが喜びを感じているだろう

余計な事は考えず

このツアーを成功させなければ

SJ「A」

不意に呼び止められると
ソコに立っていたのはソンジュさん

『どうしましたか？？』

SJ「つれないなぁ、、そんなよそよそしい返事しないでよ」

『そんな事ないですよ。皆に対して同じような接し方してるだけです。』

SJ「そ？？まぁいいけど…この後まだ仕事あるの？？飲みに行かない？？」

『行きませんよ。まだ仕事残ってますし』

SJ「優秀なスタッフは残業ばかりしないで仲間同士の絆を深め合うものだよ？
仕事が出来る人は遊びも一流じゃないと」

『あたし………優秀じゃないですよ。今もずっと必死です。遊んでる暇ないんです。』

通路を塞ぐように立ってる彼を横切りたいのに身体の大きな彼はジリジリと距離を詰めてきてそうはさせてくれない

ダメだ

こんなんじゃダメだ

もっと毅然とした態度でいないと
この人のペースの飲まれてしまう

『失礼します』

強引に彼を追い抜いて通りすぎようとしたら左手を捕まれた

SJ「俺はね、また君と仲良くしたいんだよ。
俺たち…相性良かったよね？？」

『やめてくださいっ』

『お願い、離して…』

覗き込んでくる瞳に映る自分が凄く弱々しい顔になってるのが見えた