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33 you ページ33
思いがけない再会から数週間が経った
あの時あれだけ傷付いて
もう前を向いて歩けるだろうかと思っていたのに
会ってみると案外平気なもので
あたしの顔を見て少しは顔を歪めて
気まずそうにしてくれるかと思ったけど
あんなにも清々しく何も無かったかのように接されると
こっちも何を気に病んでたんだとバカバカしくなってしまった
彼にとってはそれだけの事だったって事だ
本当バカバカしい
まぁ、あたしも若かったし
あれ以降恋愛らしい恋愛はしてないけど
もぅあんな恋は懲り懲りだ
そのお陰で今仕事に打ち込んでみんなに認められてる自分がいるのも確か
誰かを好きになって
その誰かに好きになってもらう事の奇跡
舞い上がってた若い頃の自分
周りが見えてなく本当の彼にも気付けなかった自分
そろそろまた誰かと…なんて思っていた矢先にこの再会
これはもういい加減恋愛をしろと運命が言っているのか？？
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年6月14日 14時
