19 TH ページ19
ヌナの家分からないし………
だからって僕の家に連れて行く訳もいかず
いや、本当は連れて帰りたい！
でもそこは我慢っ！
スヤスヤ眠っているヌナを乗せてドライブしてるんだけど
これが意外に楽しかったりする
ヌナとこんなに2人きりの時間って今まであったかな？
ヌナがこんなに気を弛めて寝てる姿とかメンバー誰も見た事ないんじゃないかな？
そんな事考えてドライブしてるだけで凄く楽しい時間だって事に驚いた
この数週間、最初こそヌナが恋人が欲しいって噂を聞いて胸がソワソワしてたんだけど
彼女を好きにさせればいいんじゃないか？ってゆー軽い気持ちから色々手探りでアプローチしてた訳だけど
彼女をずっと見てる間に
彼女が今までどれだけ自分の時間を犠牲にして僕達の為に走り回り頭を下げ
今の僕達の居場所をこんなにも大きくする事に貢献してくれてたかよく分かった気がする。
細かな所に凄く気が利くし
さり気ないフォローもばっちり
メンタル的に辛い時は話を聞いてくれて
時にはアドバイスもくれて
時には優しく聞いてくれて
間違ってる時は叱ってくれる
こんなにも僕達やARMYや会社のことを考え尽くしてくれてたなんて
この華奢な身体のどこからそんなエネルギーが？？
彼女に支えられて過ごしてきたけど
彼女を支えられる存在になれないだろうか？と考える自分がいる
もしかしてコレって
自分で思ってる以上にヌナにハマってるのかもしれない………
適当に走らせた車をソウル市内が一望できる見晴らしのいい駐車場に停めて眠るヌナの横顔に見惚れてた
手ぐらい握ってもいいかな？？っと
右手でそっとヌナの左手を取ると
細くて形のいい爪までなんだか愛おしく感じる
このままヌナが起きなかったら…
この時間ヌナを独り占めできるのにな……
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年6月14日 14時
