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今日はヌナの仕事は休みらしい
ワールドツアーが始まる前に働きすぎのヌナに丸1日会社が強制的に休みをあげたって話
いつも忙しくしてて休みの日ですらトラブルがあれば会社に駆けつけてくるし
休みという休みを貰ってないんじゃないか？ってくらい働いてる
事務所に行けば必ずどこかでヌナを見掛けるし
僕達がスタジオで作業してる時は飲み物や食べ物の差し入れを好みに合わせて届けてくれる気配り
当たり前だと思ってたけど
忙しい中でそんな事までいつも気を回してやってくれてたんだと思うとみんなヌナに甘えてるんだなってつくづく思う。
OFFって事は
もしかして誰かとデートしてるかもしれない！？
ココ最近の誘われ方見てたら不安でしかない！！
僕の知らない人とデートしてるの？？
どこで何をしてるんだろう？？？
考えながら廊下を歩いてると
後ろからシャツの裾をツンと引っ張られた
YR「テヒョンさんお疲れ様です。久しぶりにどうですか？？」
彼女は僕担当のヘアメイクのユラ
ヘアメイクしてもらってる時に意気投合して
今は、所謂大人の関係を続けてる
ユラはその辺ちゃんと割り切って付き合ってくれてるし彼氏がいる時期は相手してくれない
お互いフリーの時だけの都合のいい関係みたいな
誘ってくるって事は今フリーみたいだ
どうしようかな？って思ったけど僕も久々で溜まってたし
ヌナの事で何かむしゃくしゃしてたのは理由にしていいのかな
TH「うん。じゃあ軽く飲んでから行く？？」
この時の返事を僕は後悔する事になるなんて思ってもみなかったんだ
ユラと飲んで気分よくユラが酔って腕に絡まってきてタクシー拾おうと通りを歩いてる時
斜向かいにこっちを見てる彼女が目に入った
ヌナだって直ぐに気付いた
わっ！仕事着じゃない私服のヌナ新鮮っ！
いつも見てるスーツ姿じゃなくてカジュアルなデニムスタイル
見とれてたら
とんでもない事に気付いた！！
僕今ユラと一緒だ！！
こんな所見られたら怒られる！
ヌナから目を逸らして2人でタクシーに乗り込んだ
YR「オッパ、あたし久々に飲んだからちょっと酔いが早く回っちゃいました。今日は何処に行きます？？」
もたれかかって来たユラを優しく押し戻す
TH「ごめんね、ユラ。
今日……ちょっと無理みたい。この後ヒョンに呼ばれちゃって…家まで送るから」
後ろめたくてユラの目すら見れない
ヌナは僕に気付いてた
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作者名：紫音 | 作成日時：2020年6月14日 14時
